濱田啓介
濱田 啓介(はまだ けいすけ、1930年8月11日 - 2021年9月22日[1])は、日本の国文学者。京都大学名誉教授。専門は日本近世文学を中心とした日本文学。
人物
編集1930年、東京生まれ[2]。京都大学文学部卒業[2]。卒業後は大阪府立夕陽丘高等学校教諭、北野高等学校教諭、鹿児島大学講師、助教授を経て[2]、1977年、京都大学教養部助教授、のちに教授。1992年同大学総合人間学部教授を経て、1994年、京都大学名誉教授[2]。同年花園大学文学部教授(2001年3月まで)[2][3]。1994年、『近世小説 営為と様式に関する私見』により第16回角川源義賞を受賞[2][4]。1995年、京都大学文学博士。博士論文は「近世小説・営為と様式に関する私見 」[5]。2021年9月22日、91歳で死去[1]。
曲亭馬琴が専門だが、日本近世文学を中心に日本文学全般に通じており、『国文学概論』では上代から幕末までの日本古典文学を通観している。
著書
編集- 『近世小説・営為と様式に関する私見』 京都大学学術出版会、1993年12月
- 『近世文学・伝達と様式に関する私見』 京都大学学術出版会、2010年12月
- 『国文学概論』 京都大学学術出版会、2019年6月
- 『近世文学・作者と様式に関する私見』 京都大学学術出版会、2021年9月
- 校訂 ほか
脚注
編集- ^ a b “濱田啓介氏、ご逝去(近世文学・作者と様式に関する私見: 忘却散人ブログ)”. 文学通信|多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出す出版社. 2021年10月22日閲覧。
- ^ a b c d e f “国文学概論(濱田 啓介)| 京都大学学術出版会”. www.kyoto-up.or.jp. 2021年10月14日閲覧。
- ^ “国文学概論 濱田 啓介(著/文) - 京都大学学術出版会”. 版元ドットコム. 2020年3月9日閲覧。
- ^ “濱田啓介 | 著者プロフィール | 新潮社”. www.shinchosha.co.jp. 2020年3月9日閲覧。
- ^ 博士論文書誌データベース