遠藤達哉
遠藤 達哉(えんどう たつや、1980年〈昭和55年〉7月23日[3] - )は、日本の漫画家。茨城県古河市出身[1]。
えんどう たつや 遠藤 達哉 | |
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生誕 |
1980年7月23日(44歳) 日本・茨城県古河市[1] |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 2000年 - |
ジャンル | 少年漫画 |
代表作 |
『月華美刃』[2] 『SPY×FAMILY』[3] |
受賞 | 第52回日本漫画家協会賞コミック部門大賞(『SPY×FAMILY』) |
代表作に『月華美刃』、『SPY×FAMILY』などがある[2][3]。
経歴
編集2000年、『西部遊戯』で第5回ストーリーキング漫画部門準キングを受賞。『赤マルジャンプ』(集英社)2000年SPRINGに掲載されデビュー。『週刊少年ジャンプ』(集英社)2000年51号に読切『月華美刃』を掲載。
『ジャンプSQ』(集英社)2007年12月号(創刊号)より2008年8月号まで『TISTA』を初連載。『TISTA』の連載終了後、『青の祓魔師』(加藤和恵)のアシスタントを勤めた[4]。
『ジャンプSQ』2010年6月号より、『月華美刃』を連載し、2012年2月号で完結した。その後はしばらく連載企画を立てず、加藤・アミュー・藤本タツキ・賀来ゆうじ・ノ村優介らのアシスタントとして活躍した[4][5][6]。
2018年、『ジャンプSQ』2018年3月号に『I SPY』を掲載。好評だったためスパイを題材とした連載の企画を練り、2019年より『少年ジャンプ+』(集英社)で『SPY×FAMILY』を連載中[4]。
人物
編集幼少期から漫画家を志す。家族構成は両親と兄が一人。好きな俳優はブルース・リーと阿部寛、好きな女優はメグ・ライアンとオドレイ・トトゥ。好きな漫画家は鳥山明・西森博之・望月峯太郎。趣味・特技・自慢できることは、スキー・バスケ・ラケットを使う球技・反復横とび・惰眠・口内炎創造・健康破壊[8]。
特技は遅刻・考えすぎ。趣味は収納・中古屋めぐり。萌えはガスマスク・メガネ[9]。雨男。好きなもの。KUBRICK。スーパーのおつとめ品。惰眠[10]。
坂道シリーズのファンであり、2023年1月7日に乃木坂46の2代目キャプテンである秋元真夏が卒業を発表した際には、同日に『SPY×FAMILY』のキャラクターであるアーニャ・フォージャーが号泣しているイラストを自身のTwitterに投稿している[11]。
作品リスト
編集漫画
編集- 太字は連載作品
- 略称
- 赤マル:赤マルジャンプ、WJ:週刊少年ジャンプ、REVO:ジャンプ the REVOLUTION!、SQ:ジャンプSQ、SQ.C:ジャンプSQ.CROWN、J+:少年ジャンプ+、JB:JUMP j BOOKS公式サイト(いずれも集英社)
- 〈収録〉短:『四方遊戯 遠藤達哉短編集』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2008年9月4日発売。ISBN 978-4-08-874573-2
タイトル | 形式 | 掲載号 | 収録 | 備考 |
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西部遊戯 | 読切 | 赤マル 2000年SPRING | 短 | 第5回ストーリーキング漫画部門準キング受賞作。47P。 賞金稼ぎ養成学校の新入生エレナ・フィスカフを主人公とする物語。 西部劇風の街が舞台で、賞金稼ぎの免許制度が存在する。 |
月華美刃 | 読切 | WJ 2000年51号 | 短 | 連載版の前身。47P。 |
WITCH CRAZE | 読切 | WJ 2001年21・22合併号 | 短 | 魔女ファータ・モルガーナと元魔女ハンターの相棒ネイを主人公とする物語。47P。 一部登場人物の名はアーサー王伝説が由来[12]。 |
PMG-0 | 読切 | WJ 2004年24号 | 短 | 極めて治安の悪い街ポロで治安維持を担う銃士隊の少女 タニア・イファリースを主人公とする物語。55P。 主要登場人物のモチーフは『三銃士』[13]。事実上『西部遊戯』のリメイク作品。 |
屋上探偵 -オクタン- | 読切 | REVO 2006年11月1日増刊 | 未 | 原作:大崎知仁。41P。 |
TISTA | 連載 | SQ 2007年12月号 - 2008年8月号 | 全2巻 | |
月華美刃 | 連載 | SQ 2010年6月号 - 2012年2月号 | 全5巻 | |
流浪刑のクロニコ | 読切 | JB[リンク切れ]2014年2月20日 | 未 | 菅野隆宏『流浪刑のクロニコ』第1巻収録の1編をフルカラーマンガ化。 クロニコと、石片を積み塔を造り続ける刑に処された少女との交流が描かれる[14]。 |
煉獄のアーシェ | 読切 | SQ 2014年7月号 | 未 | 魔女狩りが横行する世界で、帯剣の修道士ベルと病院の里子アーシェが 織り成すゴシックファンタジー[15]。 J+の『SPY×FAMILY』2020年8月24日更新分より[特別読切]として配信[16]。 |
石に薄紅、鉄に星 | 読切 | SQ.C 2017年Spring | 未 | J+の『SPY×FAMILY』2021年6月14日更新分より[特別読切2]として配信[17]。 |
I SPY | 読切 | SQ 2018年3月号 | 未 | 『SPY×FAMILY』の前身。 J+の『SPY×FAMILY』2021年11月29日更新分より[特別読切3]として配信[18]。 |
SPY×FAMILY | 連載 | J+ 2019年3月25日 - 連載中 | 既刊14巻 | WJ 2019年17号・32号に出張掲載。 2022年に分割2クールでテレビアニメ化、2023年にミュージカル化。 2023年に第52回日本漫画家協会賞コミック部門大賞受賞。 |
挿絵
編集- 大崎知仁『屋上探偵(オクタン)』集英社〈JUMP j BOOKS〉、全2巻。
- 2006年2月8日発行。ISBN 978-4-08-703166-9
- 2006年10月31日発行。ISBN 978-4-08-703172-0
- 雀野日名子『山本くんの怪難 北陸魔境勤労記』[19]メディアファクトリー〈MF文庫ダ・ヴィンチ〉、2011年2月25日発行。ISBN 978-4-8401-3669-3
- 菅野隆宏『流浪刑のクロニコ』[20]集英社〈JUMP j BOOKS〉、全2巻。2013年11月11日より JUMP j BOOKS公式サイト[リンク切れ]では、遠藤によるカバーイラスト、ピンナップを使用した特製壁紙、Twitterアイコンを無料配布していた[21]。
- 2013年7月10日発行。ISBN 978-4-08-703293-2
- 2013年11月24日発行。ISBN 978-4-08-703303-8
紹介漫画
編集- ジャンプSQ.[SQ.MANGA Trailer]
師匠
編集脚注
編集- ^ a b “遠藤達哉さん特設コーナー”. 古河市公式ホームページ. 古河市 (2021年4月28日). 2023年2月5日閲覧。
- ^ a b “遠藤 達哉(漫画家)”. マンガペディア (2018年6月29日). 2024年3月8日閲覧。
- ^ a b c “遠藤達哉|プロフィール・関連作品・最新情報まとめ”. アニメイトタイムズ. アニメイト (2023年7月26日). 2024年3月8日閲覧。
- ^ a b c d COMIC NEWS 6(2020年7月10日閲覧)
- ^ “遠藤達哉Twitter”. 2021年8月14日閲覧。
- ^ 賀来ゆうじTwitter
- ^ “2023年度 第52回日本漫画家協会賞 発表通知” (2023年4月10日). 2023年9月2日閲覧。
- ^ 『赤マルジャンプ』2000年SPRING、p.284
- ^ 『屋上探偵』そでより
- ^ 『屋上探偵2 ミッドサマー・ボディーガード』そでより
- ^ “【SPY×FAMILY】いつもと違う髪飾りのアーニャ絵が『乃木坂46』ファンから共感の嵐。一体なぜ?”. ハフポスト (2023年1月10日). 2023年1月11日閲覧。
- ^ 『四方遊戯 遠藤達哉短編集』p.148
- ^ 『四方遊戯 遠藤達哉短編集』p.204
- ^ “小説・流浪刑のクロニコを遠藤達哉がマンガに、WEBで公開”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2014年2月20日). 2014年2月20日閲覧。
- ^ 「月華美刃」の遠藤達哉、魔女狩り題材にした読切でSQ.に「煉獄のアーシェ」 - ウェイバックマシン(2014年7月14日アーカイブ分) Yahoo Japan.(2014年6月4日)
- ^ “煉獄のアーシェ”. 2021年6月14日閲覧。
- ^ “石に薄紅、鉄に星”. 2021年6月14日閲覧。
- ^ “I SPY”. 2021年11月29日閲覧。
- ^ 山本くんの怪難 北陸魔境勤労記 メディアファクトリーのレビュー
- ^ “toi8が乙一による新作小説の挿絵担当、PV公開や壁紙配布も”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2013年6月26日). 2013年6月26日閲覧。
- ^ 叶恭弘著『プリティフェイス』第6巻、p.206
- ^ 西義之著『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』第2巻、p.114
外部リンク
編集- 遠藤達哉 (@_tatsuyaendo_) - X(旧Twitter)