NTTパーソナル
NTTパーソナルは、過去に存在したPHS事業者で「エヌ・ティ・ティ中央パーソナル通信網株式会社」を初めとするグループ会社の総称、もしくは提供していたPHSサービスの名称である。かつて北海道・東北・中央・東海・北陸・関西・中国・四国・九州の総計9社の地域会社が存在した。
概要
編集サービス開始時、とんねるずの「みんなを電話にする会社」のキャッチコピーで話題になった。
後に各地域のNTTドコモグループ各社が、旧NTTパーソナル移動通信網のPHS事業を継承した。継承後についてはドコモPHSを確認の事。
略歴
編集地域会社と担当区域
編集- エヌ・ティ・ティ北海道パーソナル通信網
- 担当区域:北海道
- エヌ・ティ・ティ東北パーソナル通信網
- 担当区域:青森・秋田・岩手・宮城・山形・福島
- エヌ・ティ・ティ中央パーソナル通信網
- 担当区域:茨城・栃木・群馬・埼玉・東京・神奈川・千葉・山梨・長野・新潟
- エヌ・ティ・ティ東海パーソナル通信網
- 担当区域:愛知・静岡・岐阜・三重
- エヌ・ティ・ティ北陸パーソナル通信網
- 担当区域:石川・富山・福井
- エヌ・ティ・ティ関西パーソナル通信網
- 担当区域:大阪・滋賀・奈良・京都・兵庫・和歌山
- エヌ・ティ・ティ中国パーソナル通信網
- 担当区域:鳥取・島根・岡山・広島・山口
- エヌ・ティ・ティ四国パーソナル通信網
- 担当区域:愛媛・香川・徳島・高知
- エヌ・ティ・ティ九州パーソナル通信網
- 担当区域:福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄
※ドコモグループ、旧ディーディーアイポケット電話グループ9社と同じ区域割だった。
※四国パーソナル通信網の本社は、エヌ・ティ・ティ・ドコモ四国の本社のある高松市ではなく、NTT四国支社がある松山市にあった。
メーカー名
編集基本的に、携帯電話と同じだが、ソニーなどイニシャルが重複する会社あるいは携帯電話で2文字となっている会社は別の略号になっている。携帯電話は供給せずPHSのみ供給していたメーカーも存在する(日立・ユニデン)。
- D(三菱電機)
- H(日立製作所)
- M(モトローラ)
- N(日本電気、現在はNECモバイルコミュニケーションズの事業)
- P(松下通信工業、現パナソニック モバイルコミュニケーションズ)
- S(シャープ)
- T(東芝、現在は富士通モバイルコミュニケーションズの事業)
- U(ユニデン)
- Y(ソニー、現在はソニーモバイルコミュニケーションズの事業)※
通信端末
編集NTTパーソナルより発売された機種のみ記述する。
1995年
編集- 101N
1995年7月発売。120g。
- 101S
1995年7月発売。160g。
- 101Y
1995年7月発売。190g。 (グッドデザイン賞受賞、折りたたみ式を採用し、乾電池を電源とすることも可能)
- 101P
1995年7月発売。115g。
- 101H
1995年7月発売。180g。
- 102N
1995年10月発売。135g。
- 102Y
1995年12月発売。160g。
- 102P
1995年12月発売。120g。
- 102H
1995年12月発売。180g。
1996年
編集- 201S
1996年2月発売。95g。
- 101U
1996年2月発売。120g。
- 202S
1996年4月発売。92g。
- 201P
1996年4月発売。89g。
- 103P P×P
1996年5月発売。140g。ポケベルとの複合端末。
- 301S
1996年9月発売。105g。
- 201D
1996年10月発売。91g。
- 201N
1996年11月発売。99g。
- 203S
1996年11月発売。95g。
- 302S
1996年11月発売。105g。
- 102U
1996年11月発売。120g。
- 201T
1996年11月発売。81g。
1997年
編集- 311S
1997年1月発売。106g。
- 312S
1997年3月発売。80g。
- 313S
1997年3月発売。80g。
- 201U
1997年3月発売。97g。
- 311P
1997年3月発売。77g。
- 311N
1997年5月発売。99g。
- 411P P×P
1997年6月発売。105g。ポケベルとの複合端末。
- 321S
1997年7月発売。140g。フリップがPCカードになっており、カバーを外してデータ通信カードとして使うことができる。
- 311T
1997年7月発売。87g。
- 312D
1997年8月発売。84g。
- 314S
1997年11月発売。77g。
- 315S
1997年11月発売。80g。
- 313P
1997年11月発売。72g。
1998年
編集- 311M
1998年1月発売。79g。当時はまだ珍しい二つ折り。ネックストラップが標準でついてきた。
- 316S
1998年1月発売。82g。本体がドラえもんの形をした「ドラえホン」。
- 317S
1998年2月発売。77g。
- 551S
1998年2月発売。137g。
- 311Y
1998年2月発売。86g。
- 315P
1998年3月発売。72g。
- 331S
1998年5月発売。81g。
- 331N
1998年6月発売。74g。
- 331P
1998年6月発売。71g。
- 341S
1998年5月発売。112g。フリップがコンパクトフラッシュ型になっており、カバーを外すとデータ通信カードとして使うことができる。
- 331T
1998年7月発売。68g。