欧勝海成矢のソースを表示

{{Infobox 力士
|名前 = 欧勝海 成矢
|画像 = 
|説明 = 
|四股名 = 深沢 → 欧深沢 → 欧勝海
|本名 = 深沢 成矢 
|愛称 = フカ、ショーミ
|生年月日 = {{生年月日と年齢|2001|5|12}}
|没年月日 = 
|出身 = [[石川県]][[河北郡]][[津幡町]]
|身長 = 184cm
|体重 = 149kg
|BMI = 44.01
|所属部屋 = [[鳴戸部屋]]
|得意技 = 左四つ・寄り
|現在の番付 = 西十両14枚目
|最高位 = 東[[十両]]11枚目
|生涯戦歴 = 116勝70敗28休（27場所）
|幕内戦歴 = 
|優勝 = 三段目優勝1回<br />序二段優勝1回
|賞 = 
|初土俵 = [[2020年]]3月場所
|入幕 = 
|引退 = 
|引退後 = 
|他の活動 = 
|趣味 = 
|備考 = 
|作成日時 = [[2024年]][[10月28日]]
}}

'''欧勝海 成矢'''（おうしょううみ せいや、[[2001年]][[5月12日]] - ）は、[[石川県]][[河北郡]][[津幡町]]出身で、[[鳴戸部屋]]所属の現役[[大相撲力士]]。本名は深沢 成矢（ふかさわ せいや） 。身長184cm、体重149kg49kg、[[ABO式血液型|血液型]]はA型<ref name="BBMsumo202004p107">{{Cite journal |和書|title=春場所全新弟子名鑑 |publisher=[[ベースボール・マガジン社]] |journal=[[相撲 (雑誌)|相撲]] |issue=2020年4月号 |pages=107 }}</ref>。最高位は東[[十両]]11枚目（[[2024年]]3月場所）。

== 来歴 ==
===入門前===
3人兄弟の次男<ref name="jinan">{{Cite web |title=母が入院すると聞いた欧勝海「ここで決めなきゃいけない」決意通りの十両昇進を決めた先場所 - 大相撲裏話 - 相撲・格闘技コラム : 日刊スポーツ |url=https://www.nikkansports.com/battle/column/sumo/news/202401190001304.html |website=nikkansports.com |access-date=2024-07-28 |language=ja |last=平山連}}</ref>で、実家は上矢田温泉「やたの湯」<ref name="BBMsumo202004p107" />。兄の影響で相撲を始めて<ref name="BBMsumo202012p069">{{Cite journal |和書|title=十両以下各段優勝力士喜び詳報 |publisher=[[ベースボール・マガジン社]] |journal=[[相撲 (雑誌)|相撲]] |issue=2020年12月号 |pages=69 }}</ref>、小学校1年次から津幡町少年相撲教室に通った<ref name="BBMsumo202004p107" />。小学校6年次にわんぱく相撲ベスト16、[[津幡町立津幡南中学校]]3年次に全国都道府県中学生相撲選手権大会団体優勝、[[全国中学校相撲選手権大会]]団体準優勝の実績を残している<ref name="BBMsumo202004p107" />。中学校卒業後は、少年相撲教室の1年先輩の[[大の里泰輝|大の里]]の誘いで[[新潟県立海洋高等学校]]に進学し<ref name="BBMsumo202012p069" />、3年次に選抜高校相撲十和田大会で団体準優勝などの実績を残した<ref name="BBMsumo202004p107" />。高校卒業後は大学進学も選択肢に入る中で、大相撲の15代鳴戸（元大関・[[琴欧洲勝紀|琴欧洲]]）の勧誘を中学生時代から受けていたため、[[鳴戸部屋]]へ入門することになった<ref name="BBMsumo202012p069" />。

=== 入門後 ===
[[2020年]]3月場所で初土俵。同年11月場所では、同部屋の欧鈴木と[[優勝決定戦 (相撲)|優勝決定戦]]を戦い、寄り切りで勝って序二段優勝を決めた<ref>{{Cite news |和書|title=欧深沢が序二段優勝「複雑さ半分」同部屋決戦制す |newspaper=日刊スポーツ |date=2020-11-22 |url=https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202011220000565.html |accessdate=2021-05-02}}</ref>。その後三段目も1場所で通過し、[[2021年]]3月場所で幕下に昇進した。幕下2場所目の同年5月場所は左足首の負傷で途中休場し、初土俵以来初の負け越しとなった<ref name="#1">{{Cite journal |和書|title=相撲部屋聞き書き帖 |publisher=[[ベースボール・マガジン社]] |journal=[[相撲 (雑誌)|相撲]] |issue=2021年9月号 |pages=83 }}</ref>。休場明けの翌7月場所から四股名を「'''欧勝海'''」に改名した<ref>{{Cite news |和書|title=【名古屋場所新番付】元小結の常幸龍、千代鳳らが十両から幕下に陥落 |newspaper=日刊スポーツ |date=2021-06-21 |url=https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202106200001343.html |accessdate=2021-06-21}}</ref>。師匠の現役時代の四股名から「欧」と「勝」を入れ、出身高校の名前の1文字であり海が好きなことに因んで「海」を入れたものである<ref name="#1"/>。改名場所からは2場所続けて勝ち越していたが、自己最高位の西幕下7枚目だった同年11月場所は1番目の相撲で左肩の靭帯を部分断裂して2番目から休場となり、5番目と6番目の相撲は再出場して取ったが7番目の相撲は再度休場となった<ref>{{Cite journal |和書|title=相撲部屋聞き書き帖 |publisher=[[ベースボール・マガジン社]] |journal=[[相撲 (雑誌)|相撲]] |issue=2022年9月号 |pages=83 }}</ref>。翌[[2022年]]1月場所も2番相撲から途中休場となり、その後は完治を目指して手術を受けたため2場所連続で全休<ref>{{Cite journal |和書|title=相撲部屋聞き書き帖 |publisher=[[ベースボール・マガジン社]] |journal=[[相撲 (雑誌)|相撲]] |issue=2021年9月号 |pages=83 }}</ref>。関節唇の手術から復帰した同年7月場所は西序二段6枚目で1番目の相撲から4連勝で勝ち越したが、鳴戸部屋関係者の[[SARSコロナウイルス2|新型コロナウイルス]]感染判明に伴って5番相撲から休場となった<ref>{{Cite news |和書|title=新十両欧勝馬がコロナ感染　鳴戸部屋勢９日目から休場／名古屋場所 |newspaper=サンスポ |date=2022-07-17 |url=https://www.sanspo.com/article/20220717-3CVAY24NCNMUTHWQS3JBBX5CZQ/ |access-date=2022-09-04}}</ref>。三段目に復帰した9月場所は東三段目78枚目で7戦全勝優勝を決めた<ref>{{Cite news |和書|title=欧勝海が全勝で三段目優勝「うれしいです」元大関琴欧洲の師匠鳴戸親方が見守る中での快勝喜ぶ |newspaper=日刊スポーツ |date=2022-09-23 |url=https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202209230000376.html |accessdate=2022-09-23}}</ref>。幕下に復帰した同年11月場所以降も勝ち越しを続け、[[2023年]]11月場所では西幕下2枚目で4勝3敗の成績を残し、場所後に行われた番付編成会議で、[[2024年]]1月場所での新十両昇進が決定した<ref>{{Cite news |和書 |title=尊富士＆欧勝海ついに初の関取の座に　力士４人が十両昇進　初場所番付編成会議 |newspaper=日刊スポーツ |date=2023-11-29 |url=https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202311290000127.html |access-date=2023-11-29}}</ref>。

=== 十両昇進後 ===
新十両昇進会見では初土俵からの3年半を「長いようで短かった」と振り返り「（大の里には）まだまだ負けているんで、早く追いつきたい」と意気込んだ<ref>{{Cite web |title=新十両の欧勝海、初土俵から３年半、左肩大けが乗り越え「長いようで短かった」 - 大相撲 : 日刊スポーツ |url=https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202311290000331.html |website=nikkansports.com |access-date=2024-07-28 |language=ja |last=実藤健一}}</ref>。11月場所の際に母が目の手術で入院すると聞くと「ここで（昇進を）決めなきゃいけない」と気合が入ったという<ref name="jinan"/>。1月場所は、14日目に関取として初めての勝ち越しを決めた。勝ち越しの際には「場所前には『勝ち越して、地元に元気を与えられるように』と言っていたので、それがかなえられてよかった。来場所にもつながる内容で良かった」と[[能登半島地震 (2024年)|能登半島地震]]に遭った故郷を想うコメントを残した<ref>{{Cite web |title=新十両の欧勝海勝ち越し「元気与えられるように…良かった」故郷石川・津幡町にも吉報届け笑顔 - 大相撲 : 日刊スポーツ |url=https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202401270000681.html |website=nikkansports.com |access-date=2024-07-28 |language=ja |last=鎌田直秀}}</ref>。
また、翌場所は自己最高位の東十両11枚目まで番付を上げ、10日目には当時193cm、167kgの巨漢である[[獅司大|獅司]]を豪快に吊るなど力強い相撲もあったが、14日目に[[白熊優太|白熊]]に上手投げで破れ自身初の皆勤負け越しが決定、千秋楽も敗れ6勝9敗。

東十両13枚目となった5月場所、初日から3連敗し、中日から2度目の3連敗で10日目に負け越し決定、翌日も敗れ4連敗で9敗となった後、12日目から3連勝で盛り返したものの、千秋楽に幕下の[[木竜皇博一|木竜皇]]に敗れ5勝10敗、十両在位3場所で幕下へ陥落した。

西幕下3枚目となった7月場所、3勝2敗から[[對馬洋勝満|對馬洋]]、[[栃大海雄|栃大海]]との十両戦に連勝し5勝2敗で終え、場所後の同月31日の番付編成会議で再十両昇進が決定した<ref>{{Twitter status2|sumokyokai|1818446167300059639|2024年7月31日9時38分（JST）}}</ref>。9月場所は西十両14枚目の地位で土俵に上がり、13日目に負け越しが確定、千秋楽には幕下の[[若碇成剛|若碇]]に敗れ6勝9敗に終わり、「来場所の幕下転落を余儀なくされる状況」と報じられた<ref>{{Cite news2|date=2024-09-28|url=https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2024/09/28/kiji/20240928s00005000375000c.html|title=海洋高出身の十両・欧勝海“第二の故郷”能生で決意新た 大の里効果で「ごっつぁんカレー」注文殺到|newspaper=Sponichi Annex|agency=スポーツニッポン新聞社|accessdate=2024-10-28}}</ref>。場所終了直後には同[[津幡町]]出身で、津幡町少年相撲教室で小学生のころからの1年先輩である幼馴染の大の里の幕内優勝パレード旗手を務めた<ref>[https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202409220001446.html 大の里の優勝パレード旗手に十両欧勝海「ずっと憧れの人」小学生のころから相撲教室で１学年後輩] 日刊スポーツ 2024年9月22日21時1分 (2024年9月23日閲覧)</ref>。しかし他力士の成績との兼ね合いで11月場所は同じ西十両14枚目に残留となる。

==取り口==
基本的には四つに組み合うのが主体であり、立ち合いまわしを引いて一気に出るのが良いパターンであるかが、途中がっぷりに組む合う展開も多い。
右四つ・寄りを得意としているが、立ち合い相手の流れとなり左四つとなるパターンも多いため実況などでは「なまくら[[四つ]]」と言われることも多い。
また、土俵際で逆転の投げを打つこともある。

== 主な成績 ==
2024年9月場所終了現在

=== 通算成績 ===
* 通算成績：116勝70敗28休（27場所）

=== 各段優勝 ===
* 三段目優勝：1回（2022年9月場所）
* 序二段優勝：1回（2020年11月場所）

=== 場所別成績 ===
{{Sumo record box start|欧勝海 成矢}}	 
  {{Sumo record year start|2020}}
    {{Basho|}}
    {{Basho|MAEZUMOU}}
<td style="background-color:#BBB">'''感染症拡大<br />により中止'''</td>
   {{Basho|jk|15|w|5|2}}
    {{Basho|jo|79|e|6|1}}
    {{Basho|jo|6|w|7|0||y}}
  {{Sumo record year end}}
   {{Sumo record year start|2021}}
   {{Basho|sa|15|e|5|2}}
   {{Basho|ma|53|e|5|2}}
   {{Basho|ma|33|w|2|2|3}}
   {{Basho|ma|52|e|6|1}}
   {{Basho|ma|23|e|6|1}}
   {{Basho|ma|7|w|2|2|3}}
  {{Sumo record year end}}
{{Sumo record year start|2022}}
   {{Basho|ma|21|e|0|2|5}}
   {{Basho|KYUJO|rank=ma|r-no=56|tozai=w}}
　 {{Basho|KYUJO|rank=sa|r-no=36|tozai=e}}
   {{Basho|jo|6|w|4|0|3<ref group="注">[[SARSコロナウイルス2|2019新型コロナウイルス]]感染者と濃厚接触した可能性があるため5番相撲から休場</ref>}}
   {{Basho|sa|73|e|7|0||y}}
   {{Basho|ma|54|e|4|3}}
  {{Sumo record year end}}
{{Sumo record year start|2023}}
   {{Basho|ma|45|w|5|2}}
   {{Basho|ma|29|w|5|2}}
   {{Basho|ma|22|e|4|3}}
   {{Basho|ma|16|w|4|3}}
   {{Basho|ma|11|w|5|2}}
   {{Basho|ma|2|w|4|3}}
{{Sumo record year start|2024}}
   {{Basho|j|13|w|8|7}}
   {{Basho|j|11|e|6|9}}
   {{Basho|j|13|e|5|10}}
   {{Basho|ma|3|w|5|2}}
   {{Basho|j|14|w|6|9}}
   {{Basho|j|14|w||}}
  {{Sumo record year end}}
{{Sumo record  box end}}

== 改名歴 ==
* 深沢 成矢（ふかさわ せいや）2020年3月場所 
* 欧深沢 成矢（おうふかさわ -）2020年7月場所 - 2021年5月場所
* 欧勝海 成矢（おうしょううみ -）2021年7月場所 -

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Reflist|group="注"}}
=== 出典 ===
{{Reflist}}

== 関連項目 ==
* [[大相撲力士一覧]]

== 外部リンク ==
{{goo-sumo|4025|欧勝海 成矢}}

{{鳴戸部屋}}
{{大相撲関取}}
{{sumo-stub}}

{{デフォルトソート:おうしよううみ せいや}}
[[Category:2001年生]]
[[Category:存命人物]]
[[Category:石川県出身の大相撲力士]]
[[Category:石川県出身の人物]]
[[Category:新潟県立海洋高等学校出身の大相撲力士]]
[[Category:鳴戸部屋]]