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=== 入門後 ===
=== 入門後 ===
[[2020年]]3月場所で初土俵。同年11月場所では、同部屋の欧鈴木と[[優勝決定戦 (相撲)|優勝決定戦]]を戦い、寄り切りで勝って序二段優勝を決めた<ref>{{Cite news |和書|title=欧深沢が序二段優勝「複雑さ半分」同部屋決戦制す |newspaper=日刊スポーツ |date=2020-11-22 |url=https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202011220000565.html |accessdate=2021-05-02}}</ref>。その後三段目も1場所で通過し、[[2021年]]3月場所で幕下に昇進した。幕下2場所目の同年5月場所は左足首の負傷で途中休場し、初土俵以来初の負け越しとなった<ref name="#1">{{Cite journal |和書|title=相撲部屋聞き書き帖 |publisher=[[ベースボール・マガジン社]] |journal=[[相撲 (雑誌)|相撲]] |issue=2021年9月号 |pages=83 }}</ref>。休場明けの翌7月場所から四股名を「'''欧勝海'''」に改名した<ref>{{Cite news |和書|title=【名古屋場所新番付】元小結の常幸龍、千代鳳らが十両から幕下に陥落 |newspaper=日刊スポーツ |date=2021-06-21 |url=https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202106200001343.html |accessdate=2021-06-21}}</ref>。師匠の現役時代の四股名から「欧」と「勝」を入れ、海が好きなことに因んで「海」を入れたものである<ref name="#1"/>。改名場所からは2場所続けて勝ち越していたが、自己最高位の西幕下7枚目だった同年11月場所は1番目の相撲で左肩の靭帯を部分断裂して2番目から休場となり、5番目と6番目の相撲は再出場して取ったが7番目の相撲は再度休場となった<ref>{{Cite journal |和書|title=相撲部屋聞き書き帖 |publisher=[[ベースボール・マガジン社]] |journal=[[相撲 (雑誌)|相撲]] |issue=2022年9月号 |pages=83 }}</ref>。翌[[2022年]]1月場所も2番相撲から途中休場となり、その後は完治を目指して手術を受けたため2場所連続で全休<ref>{{Cite journal |和書|title=相撲部屋聞き書き帖 |publisher=[[ベースボール・マガジン社]] |journal=[[相撲 (雑誌)|相撲]] |issue=2021年9月号 |pages=83 }}</ref>。関節唇の手術から復帰した同年7月場所は西序二段6枚目で1番目の相撲から4連勝で勝ち越したが、鳴戸部屋関係者の[[SARSコロナウイルス2|新型コロナウイルス]]感染判明に伴って5番相撲から休場となった<ref>{{Cite news |和書|title=新十両欧勝馬がコロナ感染 鳴戸部屋勢9日目から休場/名古屋場所 |newspaper=サンスポ |date=2022-07-17 |url=https://www.sanspo.com/article/20220717-3CVAY24NCNMUTHWQS3JBBX5CZQ/ |access-date=2022-09-04}}</ref>。三段目に復帰した9月場所は東三段目78枚目で7戦全勝優勝を決めた<ref>{{Cite news |和書|title=欧勝海が全勝で三段目優勝「うれしいです」元大関琴欧洲の師匠鳴戸親方が見守る中での快勝喜ぶ |newspaper=日刊スポーツ |date=2022-09-23 |url=https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202209230000376.html |accessdate=2022-09-23}}</ref>。幕下に復帰した11月場所以降も勝ち越しを続けている。
[[2020年]]3月場所で初土俵。同年11月場所では、同部屋の欧鈴木と[[優勝決定戦 (相撲)|優勝決定戦]]を戦い、寄り切りで勝って序二段優勝を決めた<ref>{{Cite news |和書|title=欧深沢が序二段優勝「複雑さ半分」同部屋決戦制す |newspaper=日刊スポーツ |date=2020-11-22 |url=https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202011220000565.html |accessdate=2021-05-02}}</ref>。その後三段目も1場所で通過し、[[2021年]]3月場所で幕下に昇進した。幕下2場所目の同年5月場所は左足首の負傷で途中休場し、初土俵以来初の負け越しとなった<ref name="#1">{{Cite journal |和書|title=相撲部屋聞き書き帖 |publisher=[[ベースボール・マガジン社]] |journal=[[相撲 (雑誌)|相撲]] |issue=2021年9月号 |pages=83 }}</ref>。休場明けの翌7月場所から四股名を「'''欧勝海'''」に改名した<ref>{{Cite news |和書|title=【名古屋場所新番付】元小結の常幸龍、千代鳳らが十両から幕下に陥落 |newspaper=日刊スポーツ |date=2021-06-21 |url=https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202106200001343.html |accessdate=2021-06-21}}</ref>。師匠の現役時代の四股名から「欧」と「勝」を入れ、海が好きなことに因んで「海」を入れたものである<ref name="#1"/>。改名場所からは2場所続けて勝ち越していたが、自己最高位の西幕下7枚目だった同年11月場所は1番目の相撲で左肩の靭帯を部分断裂して2番目から休場となり、5番目と6番目の相撲は再出場して取ったが7番目の相撲は再度休場となった<ref>{{Cite journal |和書|title=相撲部屋聞き書き帖 |publisher=[[ベースボール・マガジン社]] |journal=[[相撲 (雑誌)|相撲]] |issue=2022年9月号 |pages=83 }}</ref>。翌[[2022年]]1月場所も2番相撲から途中休場となり、その後は完治を目指して手術を受けたため2場所連続で全休<ref>{{Cite journal |和書|title=相撲部屋聞き書き帖 |publisher=[[ベースボール・マガジン社]] |journal=[[相撲 (雑誌)|相撲]] |issue=2021年9月号 |pages=83 }}</ref>。関節唇の手術から復帰した同年7月場所は西序二段6枚目で1番目の相撲から4連勝で勝ち越したが、鳴戸部屋関係者の[[SARSコロナウイルス2|新型コロナウイルス]]感染判明に伴って5番相撲から休場となった<ref>{{Cite news |和書|title=新十両欧勝馬がコロナ感染 鳴戸部屋勢9日目から休場/名古屋場所 |newspaper=サンスポ |date=2022-07-17 |url=https://www.sanspo.com/article/20220717-3CVAY24NCNMUTHWQS3JBBX5CZQ/ |access-date=2022-09-04}}</ref>。三段目に復帰した9月場所は東三段目78枚目で7戦全勝優勝を決めた<ref>{{Cite news |和書|title=欧勝海が全勝で三段目優勝「うれしいです」元大関琴欧洲の師匠鳴戸親方が見守る中での快勝喜ぶ |newspaper=日刊スポーツ |date=2022-09-23 |url=https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202209230000376.html |accessdate=2022-09-23}}</ref>。幕下に復帰した11月場所以降も勝ち越しを続けている。2023年11月場所では西幕下2枚目で4勝3敗の成績を残し、12日目の7番相撲終了時点で場所後の新十両の可能性が生まれた旨を報じられた<ref>[https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202311230000829.html 幕下欧勝海が勝ち越し「素直にうれしい」十両昇進の可能性つなぐ「上がれなくても来場所頑張る」] 日刊スポーツ 2023年11月23日15時38分 (2023年11月23日閲覧)</ref>


== 人物・エピソード ==
== 人物・エピソード ==

2023年11月23日 (木) 09:50時点における版

欧勝海 成矢
基礎情報
四股名 深沢 → 欧深沢 → 欧勝海
本名 深沢 成矢
生年月日 (2001-05-12) 2001年5月12日(23歳)
出身 石川県河北郡津幡町
身長 182.8cm
体重 131.0kg
BMI 39.2
所属部屋 鳴戸部屋
成績
現在の番付 西幕下2枚目
最高位 西幕下2枚目
生涯戦歴 82勝30敗28休(21場所)
優勝 三段目優勝1回
序二段優勝1回
データ
初土俵 2020年3月場所
備考
2023年10月30日現在

欧勝海 成矢(おうしょううみ せいや、2001年5月12日 - )は、石川県河北郡津幡町出身で、鳴戸部屋所属の現役大相撲力士。本名は深沢 成矢(ふかさわ せいや) 。身長182.8cm、体重131.0kg、血液型はA型[1]。最高位は西幕下2枚目(2023年11月場所)。

来歴

入門前

実家は上矢田温泉「やたの湯」[1]。兄の影響で相撲を始めて[2]、小学校1年次から津幡町少年相撲教室に通った[1]。小学校6年次にわんぱく相撲ベスト16、津幡町立津幡南中学校3年次に全国都道府県中学生相撲選手権大会団体優勝、全国中学校相撲選手権大会団体準優勝の実績を残している[1]。中学校卒業後は、少年相撲教室の1年先輩の大の里の誘いで新潟県立海洋高等学校に進学し[2]、3年次に選抜高校相撲十和田大会で団体準優勝などの実績を残した[1]。高校卒業後は大学進学も選択肢に入る中で、大相撲の15代鳴戸(元大関・琴欧洲)の勧誘を中学生時代から受けていたため、鳴戸部屋へ入門することになった[2]

入門後

2020年3月場所で初土俵。同年11月場所では、同部屋の欧鈴木と優勝決定戦を戦い、寄り切りで勝って序二段優勝を決めた[3]。その後三段目も1場所で通過し、2021年3月場所で幕下に昇進した。幕下2場所目の同年5月場所は左足首の負傷で途中休場し、初土俵以来初の負け越しとなった[4]。休場明けの翌7月場所から四股名を「欧勝海」に改名した[5]。師匠の現役時代の四股名から「欧」と「勝」を入れ、海が好きなことに因んで「海」を入れたものである[4]。改名場所からは2場所続けて勝ち越していたが、自己最高位の西幕下7枚目だった同年11月場所は1番目の相撲で左肩の靭帯を部分断裂して2番目から休場となり、5番目と6番目の相撲は再出場して取ったが7番目の相撲は再度休場となった[6]。翌2022年1月場所も2番相撲から途中休場となり、その後は完治を目指して手術を受けたため2場所連続で全休[7]。関節唇の手術から復帰した同年7月場所は西序二段6枚目で1番目の相撲から4連勝で勝ち越したが、鳴戸部屋関係者の新型コロナウイルス感染判明に伴って5番相撲から休場となった[8]。三段目に復帰した9月場所は東三段目78枚目で7戦全勝優勝を決めた[9]。幕下に復帰した11月場所以降も勝ち越しを続けている。2023年11月場所では西幕下2枚目で4勝3敗の成績を残し、12日目の7番相撲終了時点で場所後の新十両の可能性が生まれた旨を報じられた[10]

人物・エピソード

  • 新潟海洋高校在学中は相撲部の活動資金集めのため、同級生の麒麟龍らと共にご当地シーフードカレーを開発した。同高校元教員の経営する会社によって販売されており、自身を含む3人の部員がカレーライスを頬張る写真がパッケージに印刷されている。[11]

主な成績

2023年9月場所終了現在

通算成績

  • 通算成績:82勝30敗28休(21場所)

各段優勝

  • 三段目優勝:1回(2022年9月場所)
  • 序二段優勝:1回(2020年11月場所)

場所別成績

 
欧勝海 成矢
一月場所
初場所(東京
三月場所
春場所(大阪
五月場所
夏場所(東京)
七月場所
名古屋場所(愛知
九月場所
秋場所(東京)
十一月場所
九州場所(福岡
2020年
(令和2年)
x (前相撲) 感染症拡大
により中止
西序ノ口15枚目
5–2 
東序二段79枚目
6–1 
西序二段6枚目
優勝
7–0 
2021年
(令和3年)
東三段目15枚目
5–2 
東幕下53枚目
5–2 
西幕下33枚目
2–2–3 
東幕下52枚目
6–1 
東幕下23枚目
6–1 
西幕下7枚目
2–2–3 
2022年
(令和4年)
東幕下21枚目
0–2–5 
西幕下56枚目
休場
0–0–7
東三段目36枚目
休場
0–0–7
西序二段6枚目
4–0–3[注 1] 
東三段目73枚目
優勝
7–0 
東幕下54枚目
4–3 
2023年
(令和5年)
西幕下45枚目
5–2 
西幕下29枚目
5–2 
東幕下22枚目
4–3 
西幕下16枚目
4–3 
西幕下11枚目
5–2 
西幕下2枚目
4–3 
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 休場 十両 幕下
三賞=敢闘賞、=殊勲賞、=技能賞     その他:=金星
番付階級幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口
幕内序列横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)

改名歴

  • 深沢 成矢(ふかさわ せいや)2020年3月場所
  • 欧深沢 成矢(おうふかさわ -)2020年7月場所 - 2021年5月場所
  • 欧勝海 成矢(おうしょううみ -)2021年7月場所 -

脚注

注釈

  1. ^ 2019新型コロナウイルス感染者と濃厚接触した可能性があるため5番相撲から休場

出典

  1. ^ a b c d e 「春場所全新弟子名鑑」『相撲』2020年4月号、ベースボール・マガジン社、107頁。 
  2. ^ a b c 「十両以下各段優勝力士喜び詳報」『相撲』2020年12月号、ベースボール・マガジン社、69頁。 
  3. ^ 欧深沢が序二段優勝「複雑さ半分」同部屋決戦制す」『日刊スポーツ』2020年11月22日。2021年5月2日閲覧。
  4. ^ a b 「相撲部屋聞き書き帖」『相撲』2021年9月号、ベースボール・マガジン社、83頁。 
  5. ^ 【名古屋場所新番付】元小結の常幸龍、千代鳳らが十両から幕下に陥落」『日刊スポーツ』2021年6月21日。2021年6月21日閲覧。
  6. ^ 「相撲部屋聞き書き帖」『相撲』2022年9月号、ベースボール・マガジン社、83頁。 
  7. ^ 「相撲部屋聞き書き帖」『相撲』2021年9月号、ベースボール・マガジン社、83頁。 
  8. ^ 新十両欧勝馬がコロナ感染 鳴戸部屋勢9日目から休場/名古屋場所」『サンスポ』2022年7月17日。2022年9月4日閲覧。
  9. ^ 欧勝海が全勝で三段目優勝「うれしいです」元大関琴欧洲の師匠鳴戸親方が見守る中での快勝喜ぶ」『日刊スポーツ』2022年9月23日。2022年9月23日閲覧。
  10. ^ 幕下欧勝海が勝ち越し「素直にうれしい」十両昇進の可能性つなぐ「上がれなくても来場所頑張る」 日刊スポーツ 2023年11月23日15時38分 (2023年11月23日閲覧)
  11. ^ 「ごっつぁんカレー」開発秘話、海洋高校相撲部が復活をかけて発売」『ダイヤモンド・オンライン』2020年7月6日。2021年9月20日閲覧。

関連項目

外部リンク

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