グーグル、「Chrome」のサードパーティークッキー廃止を2024年に再延期

Oscar Gonzalez (CNET News) 翻訳校正: 緒方亮 長谷睦 (ガリレオ)2022年07月28日 11時48分

 Googleは、同社のブラウザー「Google Chrome」でサードパーティークッキーを段階的な廃止の開始タイミングを再度見直し、2024年後半に先延ばしすると、米国時間7月27日に公開した公式ブログで明らかにした。

Chromeのロゴ
提供:Sarah Tew/CNET

 Googleは2019年の時点で、サードパーティークッキーをブロックすることでブラウザーのプライバシーを強化する意向を明らかにしていた。クッキーとは、広告主やパブリッシャー、データブローカーなどがユーザーの行動を追跡し、広告のターゲティングを行うために利用するテキストファイルだ。Googleの当初の計画では、「Privacy Sandbox」と呼ばれる取り組みの一環として、サードパーティークッキーは2022年までにブロックされることになっていた。だがその後、廃止時期は2023年に先送りされた。

 今回の再延期にあたり、Googleは検証にもっと時間が必要なためだと述べている。

 Google Chromeは今でも最も人気の高いブラウザーであり続けているが、ユーザートラッキングの阻止に関しては、Appleの「Safari」Mozillaの「Firefox」Microsoftの「Edge」Brave Softwareの「Brave」といった競合ブラウザーのほうが取り組みが進んでいる。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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