Appleの「マップ」とMicrosoftの「Bing Maps」では、16世紀以来「メキシコ湾」として知られてきた水域が米国で「アメリカ湾」と表示されるようになる。これはGoogleに続く動きだ。
Googleは米国時間2月10日、Appleは翌11日に変更を開始した。MicrosoftのBing Mapsは本稿執筆時点でまだ変更されていなかったが、Microsoftの広報担当者は変更が間もなく適用されると述べた。
Microsoftの広報担当者は、「当社はユーザーに正確かつ最新の情報を提供することに注力している。確立された製品ポリシーに従い、米国では地名情報システム(GNIS)の名称変更を反映させるため、Bing Mapsを更新する。これには、米国におけるメキシコ湾の名称をアメリカ湾に変更することも含まれる」と述べた。
どのマップでも、この移行はまだうまく反映されていない。「Googleマップ」で「Gulf」(湾)と入力すると、依然としてGolf of Mexico(メキシコ湾)が検索結果のトップに表示されるが、それを選択すると、Gulf of America(アメリカ湾)と表示された水域に遷移する。Appleのマップでは、Gulf of Mexicoと入力するとその地域の地図に移動し、検索語句がGulf of Americaに変わる。11日午後の時点で、Bing Mapsでは依然としてGulf of Mexicoとなっていたが、同社のコメントによると間もなく変更される見込みだ。
Appleの広報担当者はコメントの依頼に応じなかった。
Googleは1月下旬、メキシコ湾をアメリカ湾に名称変更するというDonald Trump氏の大統領令により、この変更をGoogleマップに適用すると発表し、GNISの情報に従うと述べた。また、「公式名称が国によって異なる場合、Googleマップのユーザーには現地の公式名称が表示される。他の地域では両方の名称が併記される。今回も同様だ」としていた。2月10日には公式ブログで、変更を開始したことを明らかにした。
Google公式ブログこの記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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