Meta傘下のInstagramは、「リール」機能を単独のアプリとして切り離すことを検討している可能性がある。
The Informationによると、Instagramを率いるAdam Mosseri氏は、TikTokに対抗する広範な戦略の一環として、この構想を従業員と話し合っているという。
この動きは大きな人気を集めるTikTokに対抗するための、親会社Metaの社内イニシアチブ「Project Ray」の一環とされる。Project Rayは、コンテンツレコメンデーションのアルゴリズム改善にも重点を置いているとのことだ。
このニュースはInstagramが1月、TikTokの親会社である字節跳動(バイトダンス)の「CapCut」と非常によく似た動画編集アプリ「Edits」を発表したことに続くものだ。Instagramはまた、TikTokのクリエイターに1万~5万ドル(約150万~750万円)の報酬を提供して、自社のプラットフォームに引き込もうとしているとも報じられている。
Metaは今回の報道に関するコメントを控えた。
MetaがTikTokの競合アプリを開発するとしても、今回が初めてではない。2018年には、音楽やテキスト、フィルター付きの短編動画を作成できる、若い世代に訴求するアプリ「Lasso」を米国でリリースした。しかし、同社がリールに重点を移したため、2年後にサービスを終了している。
この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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