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自己イメージ改善で、子どもの自信とやる気を引き出す家庭教師のスペシャリスト

子どもの自信とやる気を引き出す教育のプロ

長谷川満

家庭教師システム学院の長谷川満さん
学習カウンセラーとして活躍

#chapter1

「ほめて伸ばす」教育理念で、子どもの自信を回復

 加古川市、高砂市、加古郡といった東播学区の小・中・高校生を対象に、家庭教師派遣を行う「家庭教師システム学院」。代表を務める長谷川満さんは、25年以上、家庭教師を指導するとともに、自身も家庭教師として多くの生徒と関わってきました。
 「私が大事にしているのは、子どもの自信を回復してやる気を引き出すことです。どんなに優れた教材を用いても、いくら時間をかけても、やらされていると感じていては力になりません」

 長谷川さんは、自らの指導方針である「やってみせて、やらせてみせて、ほめて伸ばす」を授業で実践しています。
 「まず、私が目の前で問題を解きます。正しい解き方を見せておくんです。そうして、次は生徒の番。数学などであれば、式から答えまで一通り見ているので正解できるわけです。そして『そう、それでいいんだよ。できるじゃない』と褒めるんです。これを繰り返していると子どもの方から『自分で一度やってみる』と言ってくれるようになります。正解ならばハイタッチをしたり、拍手をしたり体いっぱいで『良くやったね』と称賛の気持ちを表現します。すると受け身だったのが『もう一問やってみる』と、能動的になってきますよ」
 初めのうちは「できる」という錯覚。でも勉強が苦手な子にとっては錯覚であったとしても「できる」という自信を持たせることこそが大切なのだとか。続けていくうちにそれが「本物になる」と長谷川さん。自信がやる気となり、学力に結びついていくと話します。
 「子どもに良い自己イメージを持たせることが大切です。人は自分が持つ自己イメージに沿った行動を取る傾向があります。『やればできる』というプラス思考が定着すれば、学習行動につながり成果となって表れます」

#chapter2

子どもを尊重し、お互いに尊敬できる関係を築いて学習意欲を向上

 長谷川さんは、今までの経験から子どもの学習意欲を引き出すカギは「生徒と家庭教師との良好なコミュニケーション」にあると言います。成績を伸ばしている家庭教師は例外なく子どもといい関係にあり、楽しく勉強できているのだそうです。
 そういった意味で生徒との信頼関係の構築には最も力を入れているとのこと。「私は、子どもと家庭教師は対等だと考えています。夫婦でも友人でも、尊敬の念がなければ長くお付き合いしていくことが難しいでしょう? それと同じで、まず家庭教師が子どもを信頼し尊敬していかなければなりません。そうすることで、子どももまた家庭教師を信頼し尊敬するようになります」
 事実、長谷川さんは命令形を使うことがありません。「やってみようか」「そうしてくれると、先生はうれしいな」など、押しつける表現を用いることはないと言います。「相手をリスペクトすれば、それを受ける側も自然と感謝の思いで接してくれます。子どもたちも、素直になって心を開いてくれます。こちらが『この子のために、こういう風に授業を工夫してみよう』と苦心すれば、『この先生の言うことならがんばってみる』と、お互いに理解し合い、一生懸命に励む姿がモチベーションとなって効果を上げていくことができます。これは人間関係の基本で、後の人生にも生かされてくると思います」

全国各地で講演活動も実施

#chapter3

教育講演では、保護者に向けて「愛情・安心・ありのまま」の3つの「あ」を提唱

 全国の幼稚園や小・中学校で教育講演もしている長谷川さん。「子どもにとっての最大の環境は親自身です。良好な親子関係を築くことが意欲や能力を伸ばすもとになります。私は、子どもを幸せに伸ばすために、『愛情・安心・ありのままの』3つの『あ』を提唱しています」
 長谷川さん自身、子どもの頃、お母さんが喜んでくれたから一生懸命に勉強したと言います。「親は子どもに何を身につけさせてやればいいかと『与える』ことばかりに目がいきがちですが、本当は子どもたちが持ってきてくれた愛や喜びを『受け取る』ことの方が何倍も大切です。『◯◯ちゃんが生まれてくれてからママはずーっと幸せ。ありがとう』そう言われて育てられる子どもほど幸せな子どもはいません。そういった絆こそが子どもの意欲と能力を引き出すのです」
 親はありのままの自分を愛してくれている、信じていてくれる。それが子どもの自己肯定感を高め、前向きな気持ちやくじけない気持ちにつながると話します。
 「どうすれば子どもの意欲や能力を引き出せるか?」。その問いに真剣に向き合ってきた長谷川さんの教育理念は、とてもハートフルなものだと感じました。

(2012年4月 現在)

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長谷川満

子どもの自信とやる気を引き出す教育のプロ

長谷川満プロ

家庭教師

家庭教師システム学院

発達障がいや不登校の子の意欲を引き出すには自己肯定感を高める必要があります。その子のありのままを受容し、信頼関係を築き、成功体験と褒め言葉で自信と意欲を引き出します。

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