文章を書くことに慣れないうちは、ついつい文章が長くなってしまいがちです。想定していた文量の2倍、3倍になってしまうことも珍しくありません。
sentenceで新しく始めたライティングの相談会「文章談話」でも、「文章が長くなってしまう」ことに悩んでいる人が参加していました。今回は、文章が長くなってしまうのを、どう回避するかについて紹介したいと思います。
事前に書く内容を整理する
文章が長くなってしまう場合、事前に書く内容がしっかりと整理できていなかった可能性があります。
ブックライターの上阪 徹さんは「文章は「書く前」に8割決まる」というタイトルの書籍を出しているほど、書き始める前の準備は大切。誰に向けて、何を書くのか。事前に目的を整理しましょう。
実際に書く内容を整理するためには、アウトライン・プロセッシングという手法をおすすめします。アウトライナーを使うための手法ですが、構成を考える際にも使えます。
考える力を養う上でもおすすめの手法なので、ぜひチェックしてみてください。
文章を短く区切る
準備をした上でライティングにのぞみ、それでもまだ文章が長くなってしまった。そんなときは文章を短く区切ることに挑戦してみてください。
こちらは「ロジカル・ライティング」などを書かれている安田 正さんのエントリ。文章を区切ることについて簡潔に紹介されています。
こちらのエントリでは文章を区切ることができるようになると、箇条書きで議事録や報告書が作成できるようになると書かれています。ならば、箇条書きができると、短く区切った文章も書けるようになるはず。箇条書きをするトレーニングもしておくといいかもしれません。
文章を削る
書き終わった後に、文章を削る際の考え方についてもシェアしておきます。『Webライティング実践講座』という書籍の中で、「素人の文章を半分に削る方法」が紹介されています。
1. 文ごとに箇条書きにする
2. 客観的事実でない行を削除する
3, 関連する行をグルーピングする
4. 説明が重複する行を削除する
5. 冗長な表現を削除する
6. グループごとに文を整える
7. 文章を整え、文法の誤りを直し、装飾する
(出典:書籍『Webライティング実践講座』)
自分の文章が長いな、と感じる方はここに書かれている内容を実践してみると、文章を短くできるかと思います。
今回は、文章が長くなってしまう際の解消法として、
- 準備をする
- 一文を短くする
- 削る
の3つを紹介しました。sentenceではこうしたライティングに関する知識の共有や交流を行っています。ライティングに関心のある方は、ぜひチェックしてみてください。