星海社は、KADOKAWAの元代表取締役・副社長で編集者の井上伸一郎氏による伝記『メディアミックスの悪魔 井上伸一郎のおたく文化史』の刊行を記念したトークショーを4月26日に開催する。
本トークショーは2部構成で開催。第1部はゲストに永野護氏と川村万梨阿氏を迎えて「80年代アニメの世界」を語り明かす。第2部では佐藤辰男氏、宇野常寛氏、弊誌編集長・平信一らをゲストに招き、KADOKAWAとサブカルチャーの歩みを大いに語り合う予定だ。
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2025年3月に刊行される『メディアミックスの悪魔 井上伸一郎のおたく文化史』は、「おたく第一世代」としての幼少期からの経験を書き綴った、井上伸一郎氏の自伝的な書籍。同時に、昭和から令和までのアニメ・マンガ・映画・文芸の世界を描く唯一無二の「おたく文化史」としても執筆されている。
本の中では、80年代のアニメ業界が「(ほぼ)真実」の口伝として語られているほか、各章の末には聞き手を務めた評論家・編集者の宇野常寛氏による解説も収録されている。
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本トークショーの第1部では、『重戦機エルガイム』や『ファイブスター物語』などで知られるデザイナー・永野護氏と、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』クエス・パラヤ役や、映画『ファイブスター物語』ラキシス役などで知られる声優・川村万梨阿氏の両名がゲストとして登壇。
井上氏を交えた三人で、伝説のアニメ雑誌「アニメック」や「ニュータイプ」の時代、そして『ファイブスター物語』誕生の頃を中心に、「80年代アニメの世界」を語り明かすという。
第2部では、佐藤辰男氏がゲストとして登壇。同氏はゲーム雑誌『コンプティーク』の創刊、メディアワークス社と電撃ブランドの設立などに携わり、KADOKAWAの統合推進に関わるなど、業界の発展に貢献してきた。現在は株式会社コーエーテクモホールディングス社外取締役を務めている。
2021年関係者向けの書籍として執筆した『KADOKAWA のメディアミックス全史 サブカルチャーの創造と発展』は、KADOKAWAが切り拓いたメディアミックスの全容を網羅的に描き出している。
さらに、弊誌「電ファミニコゲーマー」の編集長を務める、株式会社マレ代表取締役社長の平信一、『メディアミックスの悪魔』で聞き手/解説を務めた評論家の宇野常寛氏を招き、ここでしか語れないKADOKAWAの歴史とサブカルチャーの現在を深掘りしていくとのこと。
本トークイベントは、4月26日(土)ロフト9渋谷にて開催。第1部は12:00オープン、12:30スタート、15:30終了予定。第2部は17:30オープン、18:00スタート、21:00終了予定。
チケットは前売2500円、当日2800円。前売り券は第1部、第2部ともにLivepocketにて販売予定となっている。
以下、プレスリリースの全文を掲載しています
〇タイトル
井上伸一郎『メディアミックスの悪魔 井上伸一郎のおたく文化史』刊行記念トークショー 第1部
〇イベント内容紹介
井上伸一郎×永野護×川村万梨阿が「80年代アニメの世界」を語り明かす!
新書『メディアミックスの悪魔 井上伸一郎のおたく文化史』(星海社)が2025年3月に刊行された。本書は、「おたく第一世代」としての幼少期からの経験を書き綴った井上伸一郎氏の自伝であると同時に、昭和から令和までのアニメ・マンガ・映画・文芸の世界を描く唯一無二の「おたく文化史」である。
井上伸一郎氏が伝説のアニメ雑誌「アニメック」編集部に在籍し、またザテレビジョンに移籍して雑誌「ニュータイプ」の創刊を手がけた経緯について辿る本書は、時代の熱気溢れる空気感とともに「80年代のアニメ業界」を活写する貴重な歴史の証言となっている。
本イベントの第1部では、永野護氏・川村万梨阿氏の両名をゲストに迎え、「アニメック」や「ニュータイプ」の時代、そして『ファイブスター物語』誕生の頃を中心に、「80年代アニメの世界」を語り明かす!
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〈プロフィール〉
〇井上伸一郎(いのうえ・しんいちろう)
1959年生まれ。「アニメック」編集部を経て、85年「月刊ニュータイプ」創刊に副編集長として参加。87年株式会社ザテレビジョンに入社。以後、雑誌・書籍の編集者、アニメ・実写映画のプロデューサーなどを歴任する。2007年に株式会社角川書店代表取締役社長。19年に株式会社KADOKAWA代表取締役副社長に就任。現在、ZEN大学客員教授およびコンテンツ産業史アーカイブ研究センター副所長、KADOKAWAアニメ・声優アカデミーおよびKADOKAWAマンガアカデミー名誉アカデミー長、合同会社ENJYU代表社員。
〇永野護(ながの・まもる)
デザイナー。1983年に日本サンライズ(現バンダイナムコフィルムワークス)に入社。翌年TVアニメ「重戦機エルガイム」で、キャラクターとメカデザインに抜擢され、注目を集める。ほかにもTVアニメ「機動戦士Zガンダム」などに参加。
1986年より角川書店(現KADOKAWA)発行のアニメ誌「月刊ニュータイプ」にて、漫画「ファイブスター物語」(読:ファイブスターストーリーズ)の連載をスタート。2012年には、自身で監督や脚本を手がけた、劇場アニメーション「花の詩女 ゴティックメード」を公開する。
デザイナーとして、オリジナリティあふれる唯一無二のデザイン(ロボット、キャラクター)を発表しつづけており、今なお多くのファンを魅了している。
〇川村万梨阿(かわむら・まりあ)
声優・歌手。主な出演作に「聖戦士ダンバイン」(チャム・ファウ)、「重戦機エルガイム」(ガウ・ハ・レッシィ、リリス・ファウ)、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」(クエス・パラヤ)、「スレイヤーズ」シリーズ (白蛇のナーガ)、「おかあさんといっしょ」(スプー)、ゲーム「ヴァルキリー・プロファイル」 (フレイ)、ゲーム「ドラゴンクエストⅩ」(女神ゼネシア)などがある。
1989年公開の映画「ファイブスター物語」でヒロイン、ラキシスの声を、2012年公開の映画「花の詩女 ゴティックメード」ではヒロイン、ベリンの声を担当した。
〇場所
ロフト9 渋谷
https://www.loft-prj.co.jp/loft9/
〇日時
4月26日(土)
OPEN 12:00 / START 12:30 /END 15:30予定(トーク本編+サイン会を想定)
〇開催形式
会場観覧
※最大席数120名
※配信無し
※『メディアミックスの悪魔』会場販売あり
※トーク本編後に、井上伸一郎氏によるサイン会を開催(永野護氏・川村万梨阿氏によるサイン会はございません)
〇チケット
前売¥2,500 /当日¥2,800
当日会場にて要1オーダー¥600以上
※前売り券はLivepocketにて販売予定
〇タイトル
井上伸一郎『メディアミックスの悪魔 井上伸一郎のおたく文化史』刊行記念トークショー 第2部
〇イベント内容紹介
井上伸一郎×佐藤辰男×平信一×宇野常寛が「KADOKAWAとサブカルチャー」を語る!
新書『メディアミックスの悪魔 井上伸一郎のおたく文化史』(星海社)が2025年3月に刊行された。本書は、「おたく第一世代」としての幼少期からの経験を書き綴った井上伸一郎氏の自伝であると同時に、昭和から令和までのアニメ・マンガ・映画・文芸の世界を描く唯一無二の「おたく文化史」である。
本書には、井上伸一郎氏の「ザテレビジョン編集部への移籍」という角川書店在籍の端緒から、2007年に角川書店の代表取締役に就任して以降、角川文庫60周年企画を皮切りに文芸部門や映画部門を盛り上げ、新しいメディアミックスに挑戦し続けた軌跡が克明に描かれている。
本イベントの第2部では、佐藤辰男氏・平信一氏・宇野常寛氏をゲストに招き、KADOKAWAとサブカルチャーの歩みを大いに語り合う。
佐藤辰男氏は、株式会社メディアワークス代表取締役社長・会長、株式会社角川グループホールディングス代表取締役社長、株式会社メディアリーヴス代表取締役社長・会長、株式会社KADOKAWA・DWANGO(現・KADOKAWA)代表取締役社長(初代)・会長(2代目)、学校法人角川ドワンゴ学園初代理事長を歴任。現在、株式会社コーエーテクモホールディングス社外取締役を務める。
佐藤辰男氏が執筆した『KADOKAWAのメディアミックス全史 サブカルチャーの創造と発展』(2021年)は、KADOKAWAが切り拓いたメディアミックスの全容を網羅的に描き出している。また「電撃オンライン」で連載中の『おもちゃとゲームの100年史』は、日本のデジタルゲーム業界の歴史を、戦前戦後のおもちゃの歴史から辿り直す新しいサブカルチャー史となっている。
本トークショーでは、さらに株式会社マレ代表取締役社長・「電ファミニコゲーマー」編集長の平信一氏、そして『メディアミックスの悪魔』で聞き手/解説を務めた評論家の宇野常寛氏を招き、井上伸一郎氏と佐藤辰男氏とともにここでしか語れないKADOKAWAの歴史とサブカルチャーの現在を深掘りする!
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〈プロフィール〉
〇井上伸一郎(いのうえ・しんいちろう)
1959年生まれ。「アニメック」編集部を経て、85年「月刊ニュータイプ」創刊に副編集長として参加。87年株式会社ザテレビジョンに入社。以後、雑誌・書籍の編集者、アニメ・実写映画のプロデューサーなどを歴任する。2007年に株式会社角川書店代表取締役社長。19年に株式会社KADOKAWA代表取締役副社長に就任。現在、ZEN大学客員教授およびコンテンツ産業史アーカイブ研究センター副所長、KADOKAWAアニメ・声優アカデミーおよびKADOKAWAマンガアカデミー名誉アカデミー長、合同会社ENJYU代表社員。
〇佐藤辰男(さとう・たつお)
1952年、静岡県生まれ。ゲーム雑誌「コンプティーク」を創刊するなど多くの雑誌の編集者、編集長を務め、角川メディア・オフィス取締役に就任。以後、メディアワークス社長・会長、角川ホールディングス社長、メディアリーヴス社長・会長、KADOKAWA・DWANGO(現KADOKAWA)初代社長・2代目会長、角川ドワンゴ学園初代理事長を歴任。現在はコーエーテクモホールディングス社外取締役。著書に『KADOKAWAのメディアミックス全史 サブカルチャーの創造と発展』(2021年)、『怠惰な俺が謎のJCと出会って副業を株式上場させちゃった話』(2022年)など。
〇平信一(たいら・しんいち)
株式会社マレ代表取締役社長、電ファミニコゲーマー編集長。元々は、ゲーム情報サイト「4Gamer.net」の副編集長として、ゲーム業界を中心にした記事の執筆や、同サイトの設計、企画立案などサイトの運営全般に携わる。4Gamer時代は、対談企画「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」などの人気コーナーを担当。電ファミでは、主に「ゲームの企画書」など、いわゆる読み物系やインタビューものを担当した。現在は、代表取締役として「電ファミニコゲーマー」を率いるとともに、「第四境界」などコンテンツの企画・プロデュースを本格化させている。
〇宇野常寛(うの・つねひろ)
評論家。1978年生まれ。批評誌〈PLANETS〉編集長。著書に『庭の話』(講談社)、『遅いインターネット』(幻冬舎)、『ゼロ年代の想像力』(早川書房)、『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎)、『母性のディストピア』(集英社)、石破茂との対談『こんな日本をつくりたい』(太田出版)、猪子寿之との共著『人類を前に進めたいーチームラボと境界のない世界』(PLANETS)など多數。立教大学社会学部兼任講師も務める。
〇場所
ロフト9 渋谷
https://www.loft-prj.co.jp/loft9/
〇日時
4月26日(土)
OPEN 17:30 / START 18:00 /END 21:00予定(トーク本編+サイン会を想定)
〇開催形式
会場観覧
※最大席数120名
※配信無し
※『メディアミックスの悪魔』会場販売あり
※トーク本編後に、井上伸一郎様が可能であればサイン会開催
〇チケット
前売¥2,500 /当日¥2,800
当日会場にて要1オーダー¥600以上
※前売り券はLivepocketにて販売予定