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RTA in Japan Winter 2024で個人的に気に入ったRTA一覧と感想

2024年12月25日~31日に渡って開催された、RTA in Japan 2024 Winter。今年も様々なゲームのRTAが走られ、同時に多くの寄付金が集まりました。

この記事では、今回のRTAで特に気になった作品をいくつか選出して見ました。YouTubeにアップされた動画も載せたので、是非ご視聴いただけたらと思います。Twitchで見るのが、一番楽しめますけどね。

それではどうぞ。


1.Hi-Fi RUSH

初日の夜に披露されたんですが、爽快感があって非常に楽しいRTAでした。ゲーム性・BGMも素晴らしく、眠気を吹き飛ばすくらい魅入っちゃいました。

特に、解説のAtsushiさんによる手拍子が印象的。戦闘中のとあるタイミングでリズムゲーが要求されるんですが、そのタイミングに合わせて実際に手拍子を行うんですね。会場でやるRTAだからこそできると言いますか、つい身体を動かしたくなるようなノリのよさもありました。

3時間ちょっとあるやや長めなRTAですが、見始めたらあっという間でした。


2.4D Golf

今回のゴルフ枠なんですが、今まで見たRiJの中で個人的に最も意味が分からなかったゴルフでした。いや、ルール自体はちゃんとゴルフなんですが、4次元空間におけるゴルフというのは見たことなかったんです(そりゃあそうだ)

RiJのエモート(スタンプみたいなやつ)に、RTAちゃんに?マークがついたものがあるんですが、Twitchのコメント欄は最初から最後までそれで埋め尽くされていました。各いう私も終始訳が分からず、「なんだかよく分からんが、穴に入ったからヨシ!」という感じでした(笑)

ちなみに走者さん・解説さんは何と双子です。双子でRiJに参加したというのは聞いたことがないので、多分今回が初めてでしょうか?声がお二人とも非常に似ていて、たまにどちらが話しているか分からなくなりましたね。所々で息の合った掛け合いも披露してくれたり、とても楽しかったです。


3.EQUALINE

2022年Summerで見た時も「え?」という感じだったんですが、今回はもはやドン引きすると言いますか…さてはお前AIだな⁉と言うのが感想ですかね(笑)

ゲームの内容は、表示された数字に対して、3マス×3マスの中にある数字・不等号などを合わせて正しい式を作るというもの。非常にシンプルですが、瞬時に見極める必要があるため、かなり難しそうに見えました。

が、数字が表示されて1秒程度で、次々とクリアされていく問題たち。あまりにも早すぎて、「今回のホラー枠」とコメント欄で言われていたのには笑いました。そんな状態が1時間も続くんですから、そりゃあこういわれてもおかしくないですね(笑)

私の見立てで…彼らは多分AIだと思います、はい。


4.ポケットモンスター ピカチュウ

YouTubeでたまたま見た事があるカテゴリで、最初見た時はあまりの速さに言葉が出なかったです。何もかも速度が4倍なので、ちょっと目を話したら既に隣の町にいたり…目が離せないRTAでした。

解説の方は、2024Summerで「ポケモン赤緑 同時操作図鑑完成RTA」というとんでもないカテゴリを走られたずのうさん。走りが狂気なら解説も狂気といいますか…4倍速で何が起きているか理解しにくいにもかかわらず、「ここで前半のハイライトです」と称して、ミスした場所を的確に語る様はまさにホラーでした。またホラー枠かぁ…

途中でとんでも早口な解説が挟まるんですが、ほんとに早口過ぎて全く聞き取れませんでした。YouTubeで半倍速位にしてようやく聞き取れたんですけど、Twitchのコメント欄でも爆速で「?」のエモートが流れ、1周回って笑うしかなかったです。メタグロスって揶揄されてたんですが、まさにそれ。


5.御伽活劇 豆狸のバケル~オラクル松理太郎の祭難!!

※最初に強く言っておきますが、これは是非Twitchでご視聴ください。コメントも含めて、より楽しめると思います。


昨今のriJでは珍しい、「実況一切なし」と言うプレイオンリーの環境。コメントが表示されないYouTubeだとやや荒れそうなRTAでしたが、逆に私はしっかり集中して見られるいいRTAだと思いました。

このゲームは知らなかったんですが、昔ゴエモンというシリーズを作っていたチームによる作品とのこと。見ていて「どこかゴエモンに似た部分があるなぁ」と思っていて、調べたらそのような説明が見つかったので納得しました。

自分はゴエモンシリーズを散々遊び倒して来た人なので、「あぁ、ゴエモンが令和に帰ってきたんだな」と思いながら見ていました。日本中を旅していくステージクリア式のゲームで、和風かつド派手な要素が豊富で、実際に遊んでみたいと思う程でした。かなり難易度高そうな点も、過去のシリーズをリスペクトしているんだなとしみじみ感じましたね。

Twitchのコメント欄では、各都道府県に関する話題が飛び交っていて面白かったです。前述の通りですが、これはYouTubeではなくTwitchにてコメント付きで見てもらいたいRTAでした。


6.ブロックアウト

3D版テトリスのようなゲームで、真上視点で行われるパズルが非常に個性的です。以前「ゲーセン de RTA」にて同じゲームで挑み、30面クリア出来ずに苦汁を飲んだつぶなめさんによるプレイでした。

披露されるのを見たのは2回目ですが、2Dから3Dになると難しさの次元が変わるんだなと思いましたね。盤面の大きさがステージによって異なり、2×5から5×5まであります。次に落ちてくるブロックが分からないというのもあり、たった10面クリアするだけでも非常に難しいという事を痛感します。

これが披露されたのが土曜日だったため、会場にいる人達も多かったんですが、私が知る中でこの日最も熱いRTA配信だったと思います。序盤はルールの理解に苦しむ人たちばかりでしたが、後半になるにつれて会場の声も大きくなっていきました。

30面をクリアしているのはも3割程度という事で、今回もあくまでチャレンジ枠での参戦だったとのこと。どんな結末になったのかは、是非ご自分の目で確かみてみろ!ください。


7.リングフィットアドベンチャー

事前に「Level30(最大)」と書いてあったため、2022Summerの時を思い浮かべましたが、今回は会場で盛大に行われたため色々とぶっ飛んでいました。ここで解説するよりも、見ていただければわかると思います。

会場の皆で腕を上げ下げする様は、ライブ感があっていいなと思う一方、新興宗教か何かと見間違えるくらいでした(笑) 走者の闘導スケさんという方も化け物で、散々身体を動かしたのに全く息が上がらずコメントまで残すという…これもホラー枠じゃないか!

何より、このRTAが行われた時間帯は夜10時~11時台。眠気にも襲われる時間帯ですが、多分この作品で目が覚めた人も多いかもしれません。寒い夜に体が熱くなるような、素晴らしい筋肉RTA(?)でした。

そうそう。リングコンの押し込みが早すぎて止まって見えたんですが、これは私の目が悪くなったんでしょうか。


8.R4 -RIGDE RACER TYPE4-


醒めちまったこの会場に…熱いのは… 俺達のDRIVING…

※ゲームが違います


2021年Winterにて披露されたケンねこさん・墨酢さんペアに加え、R4のRTAではよく知られているフォンシさんも加わった2人による、まさにレース形式のRTA。結果は接戦となり、激しいデッドヒートを繰り広げました。

R4といえば、このお二方のイメージがあります。互いに世界を競い合っているような関係も見られ、胸が熱くなるような体験をした気がします。

R4特有のお洒落なBGMを、今回も聴かせてくれました。レーシングゲームというと熱狂するような激しい曲が多いイメージですが、朝に相応しい爽快なメロディも最高。以前の記事でも「R4のRTAいいよ!」とオススメしましたが、見終わったころには充実感やばかったです。

さらに、12月31日にこのゲームを持ってくるというのもニクいですよもう。ゲームの最終レースが行われるのが12月31日で、それに合わせているわけです。

ドリフト・グリップという、異なるタイプによる華麗なDRIVING‥‥‥。そして、墨酢さんによる熱いCOMMENTARY‥‥‥。なんて豪華なRTAだ‥‥‥冗談じゃねぇ‥‥‥。


今回のRTA in Japanも、楽しませてもらいました。お礼の気持ちも込めて私も1000円寄付しました。見られなかった分のものは、年明け以降Twitchのアーカイブでのんびり見ようと思います。

「生放送は基本見ない」と過去の記事でも書きましたが、情動反応の激しい起伏が身体に大きな影響を及ぼすようなので、静観を貫きました。そのおかげか、特に体調不良で寝込むというような事態にはなりませんでした。

RiJを開催してくれた運営さん、素晴らしい走りを見せてくれた走者さんとその解説さん、そして盛り上げてくれた多くの視聴者・現地の鑑賞者に感謝します。次回の2025Summerも楽しみにしています!


おまけ:今回最も腹筋が壊れたRTA『Super Multitasking』


追記になりますが、あまりにも面白過ぎて2024年最後に腹筋を破壊されたRTAを紹介しておきます。レツさんが走られた『Super Multitasking』と言うゲームです。

ゲームの内容は、最大4画面を対応する4つのボタンで同時に操作するという、かなりの高難易度ゲームです。各ミニゲームの内容はシンプルなんですが、私には少なくとも無理なタイプかもしれません(笑)

が、面白いのはゲームよりも走者のレツさんの方です。

いいお声の持ち主で「サクサクこなす系のスーパープレイ枠かな?」とも意気や、悲鳴が何度も飛び交う"面白枠"でした。途中で犬になったり鳥になったり、冷静な解説とのギャップがありすぎて腹筋がやられました。

何度見ても笑いを抑えずにはいられないので、一種の抗うつ剤になりそうです。ゲーム終了後の説明も含め江t面白過ぎるので、正月に大爆笑したいなって方は是非ご視聴ください。


おまけのおまけ:運営スタッフ側のnoteも見よう!


あまりにも記事が伸びすぎているため、1つ宣伝させてください。と言っても、私の他の記事ではありません。


RTA in Japanに限らず、こうしたイベントではボランティアで集まったスタッフさんの力も借りて行われています。RTA走者・解説者だけでなく、こうした裏手で活躍する方々含めて「RTA in Japan」だと考えております。

こうした経験をnoteにまとめてくださっている方も、多数いらっしゃいます。動画だけでなく、こちらも是非見てみてください。裏事情なんかも知れたり、どんな思いで業務に携わっていたのか等、様々な発見がある事でしょう。

数名の方のnoteを紹介しておきます。


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