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小笠原へ行こう(1日目)
というわけで前回の準備編にて無事に予約ができ、
その後も体調やら仕事やら崩れることなく、
なんとか出発日当日を迎えることになりました。
※前回はこちら↓
出発
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東京の海の玄関口、竹芝ターミナル。
ここから24時間の旅が始まります。
ターミナルに着いてからは乗船手続きをするのですが……
受付「お客様は2回目ですし、改めてご案内は…大丈夫ですよね?」
$${\LARGE\bf いやまてまてまて!!}$$
2回目とはいえ、10年前やぞ!!
それだけ再訪する人は珍しいのだろうか……
前行ったのは10年前なこと、なんなら新しいおがさわら丸は初めてということも伝えて、なんとか案内をお願いしました。
受付「新しいおが丸はですね~、揺れないですよ〜、楽しみにしててください」
ま、マジ……?超大型アップデートやん……
前回(2013年)乗った時は先代のおがさわら丸で、それはそれはもう揺れたものです。
基本まっすぐ歩けないし、なんならバランスを崩して転ぶ。
トイレに行けば船酔いで動けなくなっている人々が列を成す、恐ろしい場所でした。
揺れないという話だけでもだいぶうれしい話なのです。
乗船
受付を済ませ、乗船。
ついに小笠原に行けるんだ……と安心するのはまだ早い。
ここからは場所取りの戦いになる。
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2等船室は雑魚寝だから場所取りが非常に重要。
壁側には棚やコンセントもあり、ぜひ壁側のスペースを押さえておきたい。
と、思い、2等船室にダッシュするのであった…
で、船室にたどり着いたところ……
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$${\LARGE\bfな、なんだこれは・・・}$$
全員壁側、しかも仕切りまである・・・だと・・・?
なんなら番号でどの場所かまで指定されていた。
場所取り戦争は、新おがさわら丸には存在しなかった・・・。
そこからは東京湾を眺めながら、
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おがさわら丸といえばこれ!という島塩ラーメン(980円)を食べたり、
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プロジェクトセカイ カラフルステージ!をプレイしたりして過ごしました。電波がまともにつながるのも東京湾にいる間だけなので、スマホゲームは早めに済ませておきましょう。
外洋へ
東京湾を抜け外洋へ抜けると、180度どこ見渡しても海です。携帯の電波もあまりつながらず、外界とは隔絶された世界に入ります。
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外洋に出ても、ちょこちょこと東京都の島々が現れます。
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島が見えてる間はちょっと電波が入るものの、ギリギリTwitterのTL更新できるかな~くらいの速度なので、ほぼインターネットは使えない。
インターネットがなくなった瞬間、めちゃくちゃな暇が襲い掛かる・・・。思ったより自分はインターネット中毒になっていたのかもしれない。
インターネットとかなかったころ、いったい俺は何をして暇をつぶしていたんだっけ・・・?
インターネット、子供のころにはなかった。
それでも、毎日は楽しかった。
そうだ、子供のころを思い出してみよう・・・・・・
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子供のころを・・・・
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$${\LARGE\bf思い出すんだッ!!}$$
子供のころに何して遊んでたかなどどうでもいい。
良い景色があるんだから良い酒を飲む。これに限る。
炭酸水や氷は船内の売店で買うことができます。(白州は家から持ってきた)
太平洋に浮かぶ島々を眺めながら白州ハイボールを飲む。
最高の船旅になるというわけです。
お酒が飲めない人も、船内で焼いているアップルパイや、コーヒーマシンで抽出されるおいしいコーヒーも飲めるので、どのみち最高の船旅が楽しめるのでご安心ください。
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日暮れ
おいしい酒を飲みながら景色を楽しむ。
そんなことができるのも明るいうちまで。
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旧おがさわら丸では通過するころには暗くなってしまって見ることのできなかった八丈島が見えました。(旧おがさわら丸だと20時ころの通過なので見えないけど、新おがさわら丸だと19時前くらいなので夏ならギリ見える)
八丈島を過ぎると人が住む島はしばらくなくなる(=電波入らない)し、景色も見えないしで真の外界と断絶された世界が訪れます。
とはいえ、自分にできることといえば・・・
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$${\LARGE\bf酒だ!酒!!}$$
新おがさわら丸で飲食ができるのは、2か所あり、
1つが4階にある「レストランChichi-Jima」
もう1つが7階にある「展望ラウンジHaha-Jima」です。
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レストランは昼に食べた島塩ラーメンだったり、その他定食などしっかりしたメニューが食べられます。
ラウンジの方は先ほど登場したパスタやアップルパイなどのちょっとおしゃれ目な軽食だったり、島ラムや島パッションリキュールベースのオリジナルカクテルも楽しめます。
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消灯時間は22時。
食べて飲んでたらあっという間に時間になってしまいました。
22時になると船上デッキも閉鎖され、まだ寝れない人向けにラウンジやレストランが解放されます。自分は寝れなかったのでしばらくラウンジで動画や写真の整理などしてました。
同じくラウンジで喋ってる人々の話を盗み聞きした感じ、船上デッキでは寝っ転がって星を眺めてる人とかも結構いたっぽいことを知り、帰りは絶対デッキに出て星を見ようと思いました。
ラウンジも24時で閉まるので、それ以降は船室に戻り、シャワーを浴びて寝ました。
シャワーは24時間入れます。ボディーソープとリンスインシャンプーが備え付けられていて、タオルだけあれば最低限シャワー浴びられるのもうれしい。
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夜明け
起床時間は5時前。
というのも、日の出を見たいから。
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ただ、水平線がだいぶ雲がかっており、残念ながら日の出の瞬間は見られず・・・。
船室に戻って二度寝しました。
朝ごはん、そして下船へ
朝ごはんはレストランChichi-Jimaの洋定食B。
先ほど割高とか書いてたけど、これだけ異常にお手頃。500円~食べられます。
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お腹も膨れたところでデッキに出てみると、陸地が見えました。
ついに小笠原諸島に到着したようです。
天気は残念ながら曇り。$${\tiny (ってか、夜明けの時より雲、増えてない…?)}$$
海鳥もたくさん飛んでおり、いよいよ到着が近いなというのを感じさせてくれました。
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定刻通り、11時には小笠原諸島を代表する島、父島の二見港に到着する旨のアナウンスがされ、乗客たちも徐々に下船の準備を始め、だんだんとにぎやかになってくる。
自分も下船の準備を始め、じっと着岸を待ちます。
ついに約10年ぶりの父島帰還!!
つづく!