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人口、労働、賃金、社会保障などについての統計データをどう調べればよいか?



人口
人口の長期時系列データ
 人口というのは最も基本的な統計データだが、検索エンジンで「人口」と検索しても、どこを見たらよいか分からないだろう。
 e-Statには人口の統計があるらしいと分かるが、長期の人口統計がどこにあるか、分からない。探し出しても、いくつかの期間に分かれていて、使いにくい。
 私が探した限りでは、『日本統計年鑑』にあるこのデータ集が最も使いやすい。ただし、昔は長期に連続した表だったが、いまでは1920年で2つの表に分かれてしまっていて、やや使いにくくなった。

人口統計資料集
 国立社会保障・人口問題研究所による統計資料集。
 江戸時代の人口や世界の人口についての資料も、「Ⅰ.人口および人口増加」率の中にある。

・将来人口推計
https://www.ipss.go.jp/pp-zenkoku/j/zenkoku2023/db_zenkoku2023/db_r5_suikeikekka_1.html
 国立社会保障・人口問題研究所による将来人口推計。エクセルファイルはここにある。通常は、このなかで、表1-1を用いればよいだろう。
 詳しい分析をする場合には、詳細結果表を見る必要がある。

労働、賃金、家計
労働力調査
 失業率、産業別就業者数などのデータがある。
 重要なサイトなのだが、求めるデータがどこにあるのか、きわめて分かりにくい構造になっている。
 長期時系列データを見たい場合、ここをクリックして出てくる表から選ぶ。
 経済全体の状況は、表2「就業状態別15歳以上人口」が、
 産業別の状況は、表5(1)「第12・13回改定日本標準産業分類別就業者数」がよいだろう。

毎月勤労統計調査
 賃金などのデータがある。このサイトの構造も分かりにくい。 ここにある表から選ぶのがよい。名目賃金なら表7または9、実質賃金なら表25など(EXCELのボタンを押す)。

有効求人倍率
 ここにある表の中から選んで、EXCELのボタンを押す。
 職業別の計数は、「参考統計表」の中の「 職業別一般職業紹介状況」にある。

家計調査
 ここにある表から選ぶ。

全国消費実態調査
 ここにある表から選ぶのがよい。資産保有に関するデータなどもある。詳細なデータなのだが、長期時系列データをまとめたものがないので、不便。


社会保障一般
社会保障費用統計(旧社会保障給付費)
 国立社会保障・人口問題研究所による社会保障給付の推計。

社会保障統計年鑑
 過去の社会保障統計年鑑がPDFで、データがエクセルで見られる。過去のデータを調べる際に便利。

厚生労働白書


◆公的年金

社会保障厚生労働省年金局 年金財政ホームページ

日本年金機構

在職老齢年金制度

財政検証
    エクセル形式の資料を得るには、「その他の資料」で「財政検証詳細結果等(Zipファイル)[ZIP形式:26,135,463KB]」を開く必要がある。

医療保険、介護保険
我が国の医療保険について
 厚生労働省による解説

介護保険制度の概要
 厚生労働省による解説


「使える日本経済データ」ナビゲ―ションページ

「使える世界経済データ」ナビゲーションページ

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メタ・ナビゲーション(野口悠紀雄noteの総目次)




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