[PR]どのエリアに? 引越しタイミングは? 育児ブロガーと考える、住まい選びのポイント

(※この記事は株式会社リクルート住まいカンパニーの提供によるPR記事です)

SUUMO副編集長 千葉由里さん

――ということでお三方に、はてな東京オフィスにお集まりいただきました。まずは皆さん、自己紹介をお願いします!

千葉 SUUMO副編集長の千葉由里です。1児の母で、子どもは5歳です。子育てのための住まい選びなど、個人としても幅広く情報発信しています。

kobeni kobeni(id:kobeni_08)です。ブログ「kobeniの日記」を書いています。育児休業をきっかけにブログを始めて、主に子育てや共働きのあれこれについて書いています。5歳児と0歳児(9カ月)の2児の母です。

kubohashi kubohashi(id:kubohashi)です。身の回りのことを書くブログ「窪橋パラボラ」を書いていますが、去年母親になってからは、子育てネタが増えています。子どもは5カ月です。kobeniさんとは、はてなのサービスを使い始めて以来の友達で、IDコールをし合う仲です。

――ありがとうございます! では、今回のテーマである住まい選びと引越しについて、いろいろとお話をうかがっていきたいと思います。いきなりですが、kobeniさんとkubohashiさんはお子さんが生まれるタイミングでの引越しは検討されましたか?

kobeni 妊娠中に引越しを検討して、物件を見に行って、出産する前に家を購入しました。子どもができる前に住んでいたのは、「会社に近い」「内装がオシャレ」というような要素を重視して選んだところでした。

そこはエレベーターがなかったので、4階まで階段を使って上がっていたんですね。妊娠したと分かったとき、「妊婦になったら階段はきついかも? 引越さないといけない!」「生まれてきてしまったら家探しが大変になるから早くしなきゃ!」と考えて、検討を始めました。つわりがある最中に見学に行くなど一連のことをやっていたので結構しんどかった。お腹が大きくなる前に引越さないと危ないのでは、と思っていたんですよね。

左:kobeniさん 右:kubohashiさん

――思い立ってすぐだったんですね。物件の条件はどんな風に考えていましたか?

kobeni 私が田舎育ちだったので、漠然と自分の地元に似ているところで子育てをしたいと思っていました。視界に緑が入るところ、というような。あとは近くに何があるか。病院やスーパー、保育園、小学校は気にしました。

――kubohashiさんはいかがでしたか?

kubohashi 妊娠・出産について考えて、子育てに適した場所に引越さないといけないと思い、数年前にいまの住まいへ引越しました。

それまで住んでいたところは繁華街に近くて、外食ができて、仕事場に行きやすいという、夫婦ふたりで働いていると住みやすい物件だったんですが、双方の実家から遠かった。出産を考えたときに、何よりもまず「街を移らないと」と思いました。双方の実家から行きやすい街を探して、そこから子どもにとって大丈夫そうな物件を探す、購入する、という順序でした。

■ 子どもがいる場合の引越し、タイミングはいつがいい?

――千葉さんにおうかがいします。お子さんがいる場合、家を移るタイミングはなるべく考慮したほうがいいかも?と思ったのですが、いいタイミングはあるんでしょうか?

千葉 一般的には、子どもの小学校入学までに引越すのが理想だといわれています。物件を購入される場合で多いパターンは、第1子の小学校入学前。小学校に入ってしまってその後転校するのは結構ハードルが高いですよね。子どもの友人関係がつくられているし、親同士のつながりができてから引越しするのはやっぱり大変。

ただ個人的な経験でいうと、保育園の段階でも人間関係が十分できてしまいます。子どもがより小さいうち、例えば幼稚園や保育園に入る前のほうが、引越しタイミングとしてはいいのではないかと思います。

――子どもを預ける保育園の話、東京では避けて通れないと思います。その点もやはり考えられましたか?

kobeni 物件を探すときは全然分かっていませんでした。マンションのチラシには周辺の情報が載ってるんですよね。保育園、スーパー、病院がここにあるとか。それを見て、保育園がいっぱいあるから大丈夫、くらいしか思っていなかったんです。

ふたを開けてみると「保育園がある」の情報だけではだめでした。私が住んだところはたまたま、そこまで待機児童問題が深刻ではなかったんですが、実際のところ待機児童がどうなっているのか踏まえないといけないですよね。それを理由に引越しをする人がいるくらいですし……。購入するとなると、「待機児童多かった、どうしよう」では遅い。どうすればいいんでしょう?

千葉 難しいですよね。「待機児童ゼロ」を達成したといわれた横浜市でも、認可保育所への入所を希望しているのに入れない「保留児童」が3,000人以上いるという話があります。待機児童が少ないエリアを選んだとしても、地域ごとの事情や入所の細かい条件が異なるので、必ずしも入れるかどうかは分かりません。例えば都心で最も待機児童が少ないといわれる千代田区や、マスコミでも話題になった、入所が厳しいといわれる杉並区・足立区なら状況がはっきりしていますが……。

私の場合、先輩から入りやすいと聞いていた都心で、近くに保育園があるマンションを購入しましたけど、そこには全く入れませんでした。結局、通勤先とは逆方向に一駅いったところにある無認可の保育園に子どもを入れて職場復帰しました。

――kubohashiさんはいかがでしたか?

kubohashi 待機児童がどれくらいいるかはざっくりと見ていましたけど、流動的なのは分かっていたので、公園が近くにあるとか、小学校の評判とか、なるべく流動的ではない要素を見るようにしていました。

kobeni 新しいマンションが建つだけで、その前の年と待機状況が変わっちゃいますしね。

千葉 働くお母さんにとって保育園は住まいの最優先事項のひとつ。ただ、保育園に入れる入れないは個人の状況によってかなり変わるので、ここだから絶対大丈夫、とはいかないのが現状です。もちろん、事前に待機児童に関するデータを参考にしたり、周辺環境について調べるのは非常にいいことです。引越し先のエリア選びは、単独の条件ではうまくいくとは限らないので、保育園の条件のみで絞り込みすぎずに幅広く考えていただきたいと思います。

■ 職住近接、子どもの行動、家探しにはどう活かす?

――仕事と子育てという観点での家探し、ポイントはありますか?

千葉 フルタイムで働いている場合は、お父さんでもお母さんでも“育児の中心者”にとって利便性の高い立地を選ぶのがベストです。一般的には、保育園×会社×自宅の距離が短いといいといわれています。ちなみに、かつては学区でガチガチだった小学校の場合も、最近では地域によっては選択制になっていて、同じ行政区なら通学先を選べたりもしますね。

kobeni 小学校が家からすごく遠いと、ちょっと心配ですね。遠いなりに何とか通えるとは思うんですけど……。近所のママ友から、「家まで帰って来られない」「ランドセルを学校に忘れてきちゃう」という、びっくりするようなエピソードを聞きました(笑)。小学生になりたての子どもは、ほぼ幼児と変わらないんだな、って……。あとは車通りもそれなりに気になりますね。

kubohashi 家とその前の道がどう接しているかは確認しました。子どもって、「いえーい」って走って出ていって、バーンと車にひかれそうなので……。

一同 あー……><

kubohashi 「いえーい」って外に走り出るまでに、親がダッシュして止められるエリアがあるかどうかを見ました。外に出ていきなり道路!ではなく、広めの歩道があるか、エントランスが広くなっているかとか。

「いえーいって走っていっちゃいそうで」「ありそうありそう」

――育休から仕事に復帰するという点は考慮されましたか? 自分が家にいる時間を考えるとか……。

kubohashi 子どもをもつと体力的に仕事は続けられないかな?とは考えてはいましたけど、家探しそのものには影響はなかったです。

kobeni よく「職住近接」といわれますが、さっき千葉さんがおっしゃったように、保育園と会社と自宅は近いほうがいいと思いました。子育て中でなければ、会社から帰宅すればそれで終わりですが、子どもがいるとさらに「お迎え」というもう1つのタスクがあるんですよね。なので通勤時間が長いと、1日の負担が大きい。

でも、私自身は実は、通勤時間が長くかかるところに住んでいます。結構いまの暮らしも気に入っています。平日と土日がくっきり切り替わるんですよ。平日は都会、土日は郊外、とハッキリしているので、オンとオフがしっかり切り替わる。近所に自然などの緑が多いと、子どもを遊ばせるのにもとても楽です。

kubohashi いいですねー。

kobeni 子どもって、虫や葉っぱやどんぐりで何時間も遊べる。そういうスポットがあると、近所の保育園のお友達も来るので、子どもを連れていけば誰かに会える。その点は都会にはない、郊外のいいところなんじゃないかと思います。通勤の大変さを我慢してそういう暮らしを選ぶのもいいかも。今後、在宅勤務の整備が進めば、あまり仕事をする場所にとらわれない暮らしもできるんじゃないかなと思って、いまはそれに期待しています。

■ 「子どもの足音問題」は切実……家選びのさまざまな工夫

――物件選びで賃貸と購入どちらがいいのか、よく話題にはなりますが、なかなか結論は出ない問題ですよね。

kobeni 私は結果オーライだったからよかったものの、「一生の買い物」という実感もあまりない状態で、あわてて購入してしまいました。これでよかったのかな?と思ったりします。最初は賃貸のほうがよかったんでしょうか。どうなんでしょう?

千葉 それぞれに事情が違いますので、仕事や子育ての状況に合わせた選択をしていくのがいいですね。自分の場合は購入でしたが、都心で会社に行くのが苦にならず、kobeniさんとは逆の意味で結果オーライでした。

ただ、マンション購入で失敗した話のアンケートでよくあるのは、子どもの足音問題。結構切実です。マンションだと下の階に迷惑がかかる。防音マットをどんなに敷いても、どうしても構造上音が響いてしまう。走る子どもを叱らないといけない。そういう自分にストレスを感じて、マンション暮らしがつらくなるパターンもあります。

kubohashi 私もその点を重視しました。上下の階やお隣との間取りで構造上音が響きにくいかどうかを調べました。

千葉 「他人に迷惑にならないように」と気にされるお母さんは多いですね。もしトラブルがあった場合、賃貸であれば引越せば何とかなるけど、マンションを購入してしまうとなかなか簡単には売却ができない。私の場合は、あえてエントランスの上の部屋を選びました。絶対に階下に迷惑をかけないという理由です。

kubohashi 私もです!

千葉 マンション内に何カ所かそういう部屋がありますね。1階の住戸はもちろんですが、2階でもエントランス上のほかに、ピロティーの上、駐車場入り口上の住戸なども該当しますね。

kobeni 親戚から何かもらったら、下の階の方におすそ分けを持っていってごあいさつしています。「いつもすみません」って。子どもの足音に加えて、猫も突然走り回ることがあるので、すごい音がしているのではないかと……!

千葉 知っている人の生活音は気にならないという調査結果もあります。例えば一戸建てに家族で住んでいて、2階で物音がしても、「またあいつが何かやってるな」と思う程度。でも、見知らぬ他人の音は気になるという傾向があるそうです。普段からあいさつをしておくのはとても大事ですね。

kobeni ご近所づきあいは大事ですねー。

――賃貸の場合、お子さん歓迎!のような物件はあるんでしょうか?

千葉 最近、代官山に子育てシェアハウスができました。ひとり親(シングルファーザー、シングルマザー)や、子育てを応援したい単身者が入居して、お互いに助け合うコミュニティを作ります。子どもを預け合ったり、単身者も子どもと遊んだり。子育てがコンセプトの物件は結構出てきていますね。

――SUUMOジャーナルにもシェアハウス物件に関する記事がありますね。こんなにいろいろあるとは思っていませんでした。

■ 子育てに欠かせない! 間取りと自分の時間と、はてなブックマーク?

――大人だけで住む場合と、子どもがいる場合とで、生活の仕方が大きく変わるということもあるかと思います。子どものための間取りを考えたり、部屋の動線を意識したり、ということはありましたか?

kubohashi それまでに住んでいたところが狭かったので、子どものことを考えて広めにしたいとは思いました。

kobeni 子どもの部屋以外に、自分がひとりきりになれる部屋もあったほうがいいと思います。

kubohashi ひとりきりのスペース?

kobeni はてなユーザーとしては、「いま私はブログを書いているので話しかけないでくれ」と言える部屋とか(笑)。子ども部屋だけじゃなくて、大人部屋もある、なんていう間取りがあるといいんじゃないかと思います。子どもたちが寝たあとで、ひとりの時間があるとすごく幸せなんです。PC部屋でずっとはてなブックマークを見ていて幸せ!とか。そういうのない?

kubohashi 私は逆かもしれない! PCが部屋の中心にあって、そこから放射状に家事にも育児にも動けて、いつでもそこに戻ってきて、はてなブックマークができる。はてなブックマークの「お気に入り」を見たりもします。ホームポジションに戻るイメージです。

kobeni ちょっとここではてなブックマークの話をしていいですか?

はてなブックマークについて熱く語るkobeniさんと聞くおふたり。kobeniさんはいろいろな記事を読むそうです

一同 (笑)

kobeni はてなブックマークって、育児の隙間時間の息抜きで使うのにめちゃくちゃ適してるんですよ。前回の育休のときに“ブクマ廃人”になりました(笑)。

うちの子どもは、日中は30分くらいずつしか寝なくって。それを何回も繰り返すんです。本当に細切れ睡眠なんですね。子どもを寝かしつけるとき、ゆらゆらしたまま30分~1時間たつ感じ。

kubohashi そういうのはありますねー。

kobeni 読書もしたいけど、抱っこでゆらゆらしながら読書って難しいでしょう。あと、子どもが寝ている時間に読書すると必ず中断することになるので、イラッとしちゃうんですよね。でもはてなブックマークなら、10~15分で2~3記事読めるので、いいストレス解消になります。2回目の育休中も、やっぱり息抜きはそれくらいしかできなくて。なぜ前回“ブクマ廃人”になったのかそこで分かりました。0~1歳のお子さんをもつ方はみんなはてなブックマークをやればいいと思います!

kubohashiと私は、はてなブックマークで友達になりました。“ブクマ廃人”になったときにIDコールを通じて親しくなって。Twitterを始める前は、はてなブックマークだけで交流していました。

アイコンで見えませんが、笑顔がすてきなおふたり

kubohashi はてなブックマークはもともと使っていたんですけど、Twitterはkobeniさんに勧められて始めたんです。で、放射状の話に戻るんですけど(笑)。

放射状に動けるようにするために、廊下で区切られるような間取りは選ばないようにしました。もし洗濯物に集中していても子どもがすぐ見えるように、洗濯機置き場とリビングが互いに見えやすい間取りにするとか。

千葉 子どもがお母さんを手伝ったり、家事を共有したり、みんなの様子が見られる間取りの人気が高い傾向にあるそうです。株式会社住環境研究所が子どもをもって働くお母さんを対象に行った「共働き家族の暮らしと意識に関する調査」では、間取りの希望について「家族が家事参加しやすいオープンな間取り」に対するニーズが高いようです。

■ 子育て世代に人気のエリアは? 条件は?

kobeni 子育てしている方にはどんなエリアが人気なんですか?

千葉 豊洲エリアをはじめとする都心湾岸エリアは、コミュニティも充実していて比較的人気が高いようです。SUUMOジャーナルでも紹介しています。

千葉 「職住近接」で通勤時間が短くなると、移動時間での“オン”と“オフ”の切り替えが難しい。自宅に帰ってきても、主に昼間に働く交感神経が興奮したままで、副交感神経への切り替わりがなかなかできない状態になってしまいます。オンとオフを切り替えられる環境は休息のために大事なんですね。kobeniさんのようにある程度通勤時間が長く、会社と自宅の環境が異なると、自然に切り替えられると思います。

豊洲のいいところは、大きなショッピングセンターがあって買い物に便利で、近くに海や公園、緑もあって、都心とは違う環境であること。でも、都心にはとても近い。

kobeni 商業施設があるのはいいなーと思っちゃいます。育休中は基本的に子どもと1対1なので、家に居続けると煮詰まるから外に出たほうが楽なんですけど、うちでは外に出ても「野」しかない。赤ちゃんだとなかなか野に放つわけにも(笑)。お店やカフェがあると、お母さんの気持ちも安らぐし、ちょっとうらやましいです。

kubohashi 大型商業施設は、子どもが急に走り出しても車が通っていなくて安全というのはありがたいです。通路が広くてベビーカーで動くのも楽ちんだし。

kobeni 子どもが遊ぶための遊具が施設内に入っているのも助かりますね。

kubohashi 駅近で少し狭いか、駅から遠いけど広いか、子育て世代の場合はどちらが人気ですか?

千葉 働いている方は駅近を選択されることが多いですね。

kubohashi 私の場合はとても迷って、郊外で駅近の物件にしたんですが、結果的に駅近でよかったです。駅近はカーシェアリングが充実しているんです! 都心から離れたエリアは商業施設が幹線道路沿いに多くあって、車がないと何かと不便。子育てとなるとなおさらです。それで、駅から遠い駐車場付きの物件がいいのかも……と悩みました。でも、カーシェアリングがあるおかげで、車を買わずに済んだんです。

千葉 首都圏ではエコ重視の流れもあり、カーシェアリングで車を確保できるようになってきましたね。PCやスマホで予約しやすくなって、車もたくさんあるので、買わずに過ごせる状況ができてきたと思います。

kobeni うちにも車はありません。

千葉 そのせいか、マンション内の駐車場が埋まらないという問題も出てきています。

kobeni 都心のほうが埋まらないんですね。

千葉 車を持つのはぜいたくなことで、どちらかといえばシェアして使おうという流れになってきている。首都圏でこの流れが続くのであれば、広いからといって無理に駅から遠い物件を選ばなくてよくなるかもしれないですね。

■ マンション住人のコミュニティづくり、それぞれの意識

kobeni 東日本大震災が起きたとき、家に帰れなくなったんですが、そのときは保育園がすごく頑張って子どもを長く預かってくれました。それを機に、近所の人たちと助け合っていかないといけないという気持ちが強まりました。それまでは「ママ友はTwitterの中にいればいい!」なんて思っていたけど、そんなことではいかん!と。そういうコミュニティをつくる助けをするような取り組みが、マンションや開発会社などであると聞いたことがあります。どんな感じなんですか?

千葉 SUUMOジャーナルで取材した会社には、マンションのコミュニティをつくる手助けをする会社もありました。イベントを企画したり共用施設の運用を考えたり、イチから住人だけでやるのはなかなかハードルが高いですよね。そういう部分を手伝っていくサービスを提供します。管理費の中から一定額を払っておくと、年間のイベントを管理組合と調整し、開催のお手伝いをしてくれます。会社が提携農家をもっているので、「田植え会」をやったりしていますね。

二人 おもしろそう!

千葉 ほかにも、無農薬野菜を販売する会やバーベキューイベントを開いて、みんなが集まれる場を設けたりしています。

賃貸住宅でお母さん同士が交流できる「子育てヨガ」の取材をしたこともあります。お母さんを昼間に集めてヨガ会をやって、子どもたちも参加する。ほかに、住人同士のコミュニティが中心となっていろいろな取り組みを行っているケースがありますね。

kobeni マンション内に集会所やキッズスペースがあるだけでは、なかなか住人同士の交流にはつながらないですよね。入居前は、場所があれば友達ができるんだろうと思っていたけど、そんな簡単な話じゃない。何か働きかけがあるといいなと思いました。

kubohashi 確かに。

千葉 震災後にコミュニティが話題になっていますが、コミュニティのあり方についてユーザーの声を聞いていると、求めている人と、求めていない人で二分しています。つながりを求めていないからあえてマンションを選んでいる人もいます。求めていない人に何かを押しつけるというのは違うかなと思います。シェアハウスにしても、積極的に入居する人と入居しない人がいる。すべてのマンションが積極的にコミュニティについて取り組んでいくべきだとは考えていません。ただ「イザ」というときにつながれる、協働できる体制づくりは必要だと思います。

人によってコミュニティへの考え方や感じ方はかなり違うので、1つのマンションでそのすべてを全部提供するというのは、求められる役割とは違うかもしれないですね。SUUMOでは、サービスの存在を求めている人にも求めていない人にも、サービスの内容や、さまざまなトピックスを伝えていきたいです。

――今日はいろいろなお話をありがとうございました! 引越しを考える際に参考にしたいポイントをたくさんうかがえました。

千葉 ありがとうございました。

kobeni ありがとうございました! 子どもと一緒にはてな東京オフィスに来られて楽しかったです。

kubohashi ありがとうございました! 子どもが大歓迎されてびっくりしました。楽しかったです!

[PR]企画・制作・著作:はてな
写真:小高雅也