ひとりSEO担当者の疑問に答えます

埋め込まれたXの投稿にサイテーション効果はある?

SEO担当者の質問に、SEOのエキスパートである住 太陽さんが実践的で有効な解決法を答えます。今回の質問は「埋め込まれたXの投稿にサイテーション効果はある?」です。

ひとりで頑張るSEO担当者さんの悩みに答える本連載。今回の質問は「埋め込まれたXの投稿にサイテーション効果はある?」です。この回答は「あります」です。

「埋め込まれたXの投稿にサイテーション効果はある?」
に対する回答は「あります」です

Xの埋め込み用コードは通常の引用と同じ

今回の質問は「埋め込まれたXの投稿にサイテーション効果はありますか?」というもので、Xの投稿が他者のブログに埋め込まれたケースを想定した質問です。ペンネーム「リックドム」さんが寄せてくださいました。ありがとうございます。

Xの埋め込み用のコードを見ると、ごく普通の引用タグ(blockquote要素)で投稿を引用する形になっています。ですので、投稿の内容が手動で引用され、出典リンクとして投稿へのリンクがついたのと同じ効果が得られます。投稿に含まれるエンティティや投稿者へのサイテーション効果はあるものと考えてよいでしょう。

ただし、大量の埋め込みが発生することは考えにくいため、サイテーション効果は期待できるもののわずかなもので、大きな効果はまず見込めないものと思います。

サイテーションだけでない効果も

自分のX投稿が埋め込みで利用された場合、投稿はそれを埋め込んだページの閲覧者の目に触れます。埋め込まれた投稿が興味深いものなら、そうした閲覧者が埋め込まれた投稿に対していいね!やリポストなどの反応をすることもあるでしょう。運がよければフォローしてもらえるかもしれません。

そうした反応を引き出す機会が増えることは、Xアカウントの存在感の向上につながりますし、埋め込みを通じたXアカウントへの被リンク獲得は、X投稿が検索結果に表示される可能性を高めます。どちらかといえば、サイテーションによる効果よりも、こうしたことの効果のほうが大きいだろうと思います。

まとめ

Xの投稿を埋め込んでもらえれば、通常の引用としてGoogleに認識され、その投稿や投稿したXアカウントが検索結果に表示される可能性を高めます。投稿に含まれているエンティティに対するサイテーション効果も多少は期待できます。

資料性の高い独自の画像を含んだ投稿などでは、適切な引用方法としてブログ記事に埋め込んでもらえることが大いに期待できますが、そうした取り組みはSEOのためというよりはソーシャルメディアマーケティングの取り組みとして効果的なのではないかと思います。

P.S.
本コーナーでは、読者の質問にお答えしています。誰にも聞けずに困っていること、現場で感じるふとした疑問など、どしどし質問をお寄せください。

◇◇◇

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