意識しているポイント経済圏は楽天、満足度が高いのはPayPay。「au経済圏」が躍進【MMD研調べ・2025年1月】

活用している共通ポイントは「楽天ポイント」「Vポイント」「PayPayポイント」が上位。

MMDLaboが運営するMMD研究所は、「2025年1月ポイント経済圏のサービス利用」に関する調査結果を発表した。予備調査では18歳~69歳の男女25,000人、本調査ではポイント経済圏メイン利用者2,500人が回答している。

「ポイント経済圏」とは、docomo、au、SoftBank、楽天、イオンなど1つの会社が運営しているさまざまなサービス群(ECサイト、通信会社、決済サービス、金融サービス、エンタメ系サービスなど)を、同一アカウント・共通決済方法で利用することで、1つの経済圏と見なすことだ。ポイント経済圏内では共通ポイントが還元され、より便利かつお得にサービスを利用できる。

活用ポイントは分散傾向? 全体的にシェアが下降気味

まず事前調査として「現在活用している共通ポイント(複数回答可)」「そのなかでもっとも活用している共通ポイント」を25,000人に聞くと、現在活用している共通ポイントは「楽天ポイント」57.2%、「Vポイント」39.1%、「PayPayポイント」38.5%が上位。一方もっとも活用している共通ポイントは「楽天ポイント」33.2%、「dポイント」14.0%、「PayPayポイント」13.6%が上位だった。

次に「ポイント経済圏を意識しているか」を聞くと、「意識している」61.0%、「意識していない」39.0%。意識しているとした15,247人に、「もっとも意識しているポイント経済圏」を聞くと、「楽天経済圏」43.6%が最多で、「PayPay経済圏」17.8%、「ドコモ経済圏」16.2%がそれに続く。2024年7月の調査と比較するともっとも伸びているのは「イオン経済圏」で0.4ポイント増、もっとも減っているのは「PayPay経済圏」で0.6ポイント減だった。

続いて、ポイント経済圏メイン利用者2,500人を対象に「共通ポイントを使ったり貯めたりするためにメインで利用している経済圏を、意識し始めたきっかけ」を聞くと、楽天経済圏は「ECサイト」35.2%、PayPay経済圏は「QR・バーコード決済」46.0%、ドコモ経済圏は「モバイル通信」27.6%、au経済圏は「モバイル通信」26.2%、Vポイント経済圏は「ポイントカード」41.2%、イオン経済圏は「電子マネー」40.8%がそれぞれトップだった。

さらにポイント経済圏メイン利用者2,500人に、メインで利用している経済圏の総合満足度を聞くと、「満足+やや満足」は、「PayPay経済圏」79.0%が最多で、「イオン経済圏」76.4%、「楽天経済圏」76.0%がそれに続いた。2024年7月の調査と比較すると、満足度がもっとも伸びたのは「au経済圏」5.6ポイント増だった。

調査概要

  • 【調査対象】<予備調査>18歳~69歳の男女、<本調査>ポイント経済圏メイン利用者
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査時期】2025年1月10日~14日
  • 【有効回答数】<予備調査>25,000人、<本調査>2,500人。ドコモ経済圏(n=500)、au経済圏(n=500)、PayPay経済圏(n=500)、楽天経済圏(n=500)、イオン経済圏(n=250)、Vポイント経済圏(n=250)
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