能登半島地震で大きな被害が出た石川県輪島市は28日、2025年度当初予算案を公表した。一般会計は前年度比7.9倍の1480億円で、過去最大となった。家屋解体に伴い発生した災害廃棄物の処理や被災した公共施設の復旧費用などが押し上げた。
復興まちづくりでは、焼失した「輪島朝市」周辺の再生事業などに取り組むほか、なりわい再建では、輪島塗の海外展開を目指しブランド化を推進。災害対応強化のため、非常食や生活必需品、ガソリンなどの備蓄充実も進める。
自宅が半壊以上で再建を目指す世帯には、国の支援に市が上乗せし上限300万円を支給する。