中国人も怒っている 李強首相の全人代記者会見取りやめ、真相は
論説委員・村上太輝夫=国際社説担当
全国人民代表大会の取材で5年ぶりに北京を訪ねた。コロナ禍後、中国外から出張する記者に、やっと査証が出るようになった。
長く会っていなかった友人に連絡をとり、予約されたレストランに行くと友人の友人も呼び出され、大きな円卓を囲んでにぎやかに過ごす。そんなことが連夜続く中で、私を記者と知った初対面の3人から同じ質問を受けた。「李強(リーチアン)首相の記者会見取りやめをどう思う?」
そのうち一人がこう言った。
「ロシアのプーチン大統領だ…
- 【視点】
「うわさに市民の厳しい視線が込められている」という分析に賛同します。言論統制が厳しい中、情報の真偽は政府関係者にも市民にもわからなくなっているところがあります。プロパガンダで嘘に嘘を重ねるような状況が顕著になっている領域もあり、そうした状況
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