と、常日頃思っていませんか? 最新の避妊方法は洗練されてきていたとしても、結局のところ、何十年も続いている化学に基づいていていることには変わりはありません。 今のところ、長期的なバースコントロールは、ピルという形で女性に負担をかけ、男性版のピルみたいなものもありません。
男性用の避妊方法で、最も近いものはパイプカットですけど、これについては元に戻せないから多くの男性が抵抗を持っているそうです。 でも、この度インド人の科学者によって開発されたSujoy Guha(RISUG)という新しいメソッドは、この全てを変えるかもしれません。
RISUGは、極めて簡単。 輸精管をチョキチョキっとする代わりに、輸精管にゲル状のポリマーを注入して精子の細胞膜を破裂させ、精子のしっぽを折って動きを低下させて受精できなくするんです。 気になる性欲も精子数も、避妊していな状態の時と同じです。 また、パイプカットとちがい、止めたいと思った時には、このゲルを溶かす物質を注入すれば元通りになるんです。ゲルを輸精管に注入!? 大丈夫なの?と不安になる一方で、効果がありそうなので男性用の避妊としては、なかなか頼もしくもあるRISUG。 こういうの待ってたんだよと思っている人も多いかもしれません。 ただ、連邦規制や製薬業界の複雑な迷路をクリアしなければ、現実のものにはならないんです...。 クリアするには、99%効果的であること、そして後に出生異常を絶対に生じさせないという基準を満たさなければならないので簡単じゃぁありません...。 でも、当然満たされなくてはならない基準ですよね。
ちなみに、もしもRISUGが承認されたら、やってみたいと思います?
[Wired, Image: CC licensed, Mikael Colville-Andersen/Flickr]
-Matt Buchanan(原文/junjun )