次世代に継承していくべき意義を持つ「重要科学技術史資料」、通称「未来技術遺産」。2011年までに92件が登録されてきました。そして2012年は新たに21件が登録。合計113件となりました。
これまで、H-Ⅱロケット7号機やトリニトロンカラーテレビKV-1310、大阪麦酒醸造所の図面とビール製造機器、家庭用ビデオテープレコーダーCV-2000などなど、さまざまなものが登録されてきましたが、今年は国産初のカシオのデジタルカメラ「QV-10」や、ソニーの「ウォークマン」1号機、国産初のLPレコード(日本コロンビア)などがめでたく登録されました。
こちらで一覧が見られるんですが、いろいろなものが登録されていて、見ているだけで楽しくなってきます。確かに、どれも現代の技術へと繋がるエポックメイキングなものばかり。このような技術があってこそ、今、僕たちがガジェットを楽しんでいられているんだとわかります。
全遺産、下記リンク内のPDFで詳細な内容が読めますので、お時間のあるときに覗いみてはいかがでしょうか。技術の歴史を感じることができますよ。
重要科学技術史資料[産業技術史資料情報センター]
(三浦一紀)