画質や構図にこだわらなければ便利かも。
ウェアラブルカメラを開発・販売するiONは、アメリカ・ラスベガスで開催されたCES 2015で、新しいウェアラブルカメラ「SnapCam」を公開しました。このカメラは大きさが40 ☓ 40 ☓ 13.5 mmで、重さがたったの30gしかないのですが、日常の些細な瞬間も逃さないカメラなんです。
SnapCamはシャツやカバンのストラップに着けておくことが可能。撮影したい時は、表面をスワイプだけで0.1秒以内に起動します。起動して1回タップのみで写真撮影し、2回タップすれば動画の録画、3回タップでライブストリーミング配信ができるんです。Wi-Fiを搭載しているので、ネットワークに繋がっている手持ちのスマホのアプリからすぐにシェアできます。
30秒ごとに写真を撮り続けて、アプリでいつでも見返せる「Narrative Clip」はライフログに特化していますが、SnapCamは写真や動画を気軽に撮ってシェアするためのガジェットなのかも。1時間連続撮影が可能な、ライブストリーミング機能も気になります。
写真の画質は8メガピクセルで、動画は720pの30fpsで撮影できます。対応メディアはMicroSDかMicroSDHCカードで、32GBまで。本体の裏に付いているクリップは回転式なので、好きな角度で着けておけます。
どの程度広角なレンズを使っているのかは分かりませんが、見当違いな構図になったり、ブレる心配はあります。でもポケットからスマートフォンを取り出してカメラを起動する時間も無い時に、サッと撮れるのはスマートですよね。Instagramとも相性良さそうです。ネタ元のgizmagによると、アメリカで2015年の第2四半期に約149.99ドル(約1万8,000円)で販売されるようです。
はしゃいでいるうちに落としそうで心配ですが、使ってみたい。
(徳永智大)