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YouTube、動画から著作権を申し立てられた音楽だけ消せるクリエイター向けツール提供開始

» 2024年07月06日 07時15分 公開
[ITmedia]

 米Google傘下のYouTubeは7月4日(現地時間)、公開した動画のBGMにContent IDの申し立てがあった場合、BGMのみをミュートし、会話や効果音は残せる機能「Erase Song(日本では「曲のみミュートする」)」を追加したと発表した。

 説明動画(記事末に転載)によると、この機能は「AIによるアルゴリズム」を使うことで楽曲のみを識別して削除するという。

 以前からベータ版として提供されていたものだが、AIにより「機能を大幅に改善した」としている。

 「YouTube Studio」アプリの[この動画で特定されたコンテンツ]の[操作を選択]の項目で「曲をミュートする」を選び、ミュートする開始時間と終了時間を編集する。

 youtube 1 対象となる動画を選択し、[操作を選択]をクリック
 youtube 2 操作の選択肢に「曲をミュートする」が追加されている

 成功すれば、Content IDの申し立ては自動的に消去される。

 この機能は正規版になったものの、ヘルプページには「曲を削除するのが難しい場合、この編集は機能しない可能性があります。このツールで動画の申し立てを正常に削除できない場合は、申し立てられたセグメントのすべてのサウンドをミュートしたり、申し立てられたセグメントをトリミングしたりするなど、他の編集オプションを試すことができます」という但し書きがある。


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