ヒューテックノオリンは2月13日、静岡市駿河区に低温物流倉庫「ヒューテックノオリン静岡新拠点（仮称）」を新設すると発表した。
＜ヒューテックノオリン静岡新拠点（仮称）完成イメージ＞
新拠点は、冷凍食品の保管・配送拠点となる予定で、2026年春の稼働を予定している。静岡県内での拠点開設は、初。
以前より静岡地区における冷凍食品の共同配送を関東地区と東海地区より展開しているが、昨今のドライバー不足や冷凍倉庫のキャパシティ不足、冷凍食品の需要増から、コールドチェーンの増強を検討してきた。
「物流2024年問題」からも、東西を結ぶ幹線輸送において、中間地点でドライバーやトラックを交代する中継輸送が効果的であるため、静岡地区を選んだ。
東名高速「日本平久能山スマートIC」から約500mと至近距離で、物流施設に適した立地。
延床面積は2階建て約8342m2とコンパクトでありながら、冷凍食品のエリア配送と幹線輸送の中継拠点としての機能も備え、需要が増加する冷凍食品輸送に対応する。
中継輸送のための拠点として、ドライバー向けの休憩室を完備するなど、働きやすい環境も整備する予定だ。
設備は、太陽光発電設備を備えたオンサイトPPAで再生可能エネルギーを活用予定で、低温物流倉庫では環境負荷の低い自然冷媒を使用した冷凍機を採用するなど、自然環境に配慮するという。
同社は今後も、SGホールディングスグループの一員として、各々の強みを生かしたシナジーにより、国内屈指のコールドチェーンを構築していくとしている。
■拠点情報
名称：ヒューテックノオリン静岡（仮称）
拠点所在地：静岡県静岡市駿河区片山
敷地面積：約9234m2
延床面積：約8342m2
構造：2階建1棟
仕様：建物賃貸借
稼働：2026年春（予定）
