勝手におすすめ駅弁ランキング第5位は、いかめし阿部商店の「いかめし」！

明治36年（1903）、北海道鉄道（現・函館本線）森駅開業と同時に駅構内営業の許可を得て、阿部旅館内に阿部弁当部を発足。昭和16年（1941）に「いかめし」が誕生して名物駅弁となりました。生いかの胴に生米（うるち米ともち米を混合）を詰め、甘辛く炊いた味わい。口を留めた楊枝を両手で持ってパクリとかぶりついた時の、ぷりっとしたいかの食感がたまりません！

全国デパートでの実演販売を中心に、屋外イベントやフェスにも出店しています。遥かな北海道の味が、近場で出来立てで食べられるとあって、多くのファンが来場します。東京駅にある「駅弁屋　祭」では開店時に入荷されますので、お買い求めの際はお早めに。

勝手におすすめ駅弁ランキング第4位は、ますのすし本舗源の「ますのすし」！

富山で旅館を経営していた「源」が駅弁「ますのすし」を発売開始したのは明治45年（1912）。戦後になってから、人気が全国に広がりました。円い「わっぱ」に笹の葉を敷き、塩漬けにした鱒を並べた押しずしを、葉に包んだまま放射状に切り分けていただきます。

常温で２～３日と、消費期限が比較的長いのが特徴。程よく脂がのった鱒のピンク色と笹の緑の対比が美しく、お土産にも喜ばれる一品です！

勝手におすすめ駅弁ランキング3位は、崎陽軒の「シウマイ弁当」！

神奈川エリアで幕の内弁当を買うのであれば、断然、崎陽軒（きようけん）の「シウマイ弁当」がおすすめです。
昭和29年（1954）生まれの『シウマイ弁当』は、一日平均およそ２万3,000個を販売する駅弁界の横綱、キングオブ駅弁。神奈川県民のソウルフード、しかも日本で一番売れている駅弁なのです。

この駅弁はシウマイが主役ですが、俵形のごはんに焼き魚・かまぼこ・玉子焼きという構成をしっかりキープした、立派な幕の内弁当。１個860円という良心的な価格と味の良さ、そして、何といっても「ごはん」の美味しさがピカイチ。
オリジナルの蒸気炊飯で蒸し上げたごはんは、吸水性に富んだ経木（きょうぎ）の折箱で水分が程よく調節され、冷めても美味しく、ふっくらもちもち。何回食べても飽きることがありません。

勝手におすすめ駅弁ランキング2位は、あなごめしうえのの「あなごめし弁当」！

あなごめしうえのは、明治34（1901）年創業のあなごめし発祥店。秘伝のタレで香ばしく焼き上げた穴子がご飯を覆う丼を求めて、全国からファンが詰めかけます。平日なら1時間、休日なら2時間ほど並ぶこともある行列が絶えない人気店の「あなごめし弁当」です。

弁当に限り、当日予約が可能。宮島に渡って食べたり、帰りの電車で食べるのもおすすめの味わい方です。ヘギの折箱に詰められた極上のあなごめしは、冷めても変わらぬ美味しさ。広島三越、福屋 広島駅前店でも販売されているのでぜひ、足を運んでみてください。

勝手におすすめ駅弁ランキング第1位は、荻野屋の「峠の釜めし」！

明治18年（1885）の信越本線高崎～横川間開業とともに創業した荻野屋が、昭和33年（1958）に発売した「峠の釜めし」。利尻昆布と秘伝の出汁で炊き上げたご飯に、国産若鶏や山の幸がたっぷり。益子焼の土釜は保温にすぐれ、家庭的なぬくもりがあり、見た目にも楽しいお弁当として、旅客の口コミで評判を呼びました。

食べ終わった後も、家に持ち帰って、ご飯を炊いたり植木鉢として再利用したりと愛されている土釜ですが、東京駅の「駅弁屋　祭」では、中身は同じでも、持ち運びに便利な紙製のエコ容器で販売されています。

まっぷる編集部公式Twitterでおすすめ駅弁を募集したところ、下記のように各地の駅弁をおすすめしていただきました！見かけたら要チェックです。

長岡駅　池田屋の喜作辨當
苫小牧・南千歳駅　まるい弁当の汐彩弁当
小田原・熱海駅　東華軒のお楽しみ弁当
沼津駅　桃中軒の香まだい弁当
（いずれも個人の感想です） pic.twitter.com/v2WKvUiUlH

— Hirasawa (@hirasawa_reist) October 1, 2022

花善の鶏めし(大館駅) pic.twitter.com/f4RZCY2wC4

— つみれ@ヴァルゴ杯は見送り (@hammy230_230) September 30, 2022

アンケートへのご協力をいただいた皆さま、ありがとうございました♪

まっぷるトラベルガイドの勝手におすすめ駅弁ランキングはいかがでしたか？
やはり、一度は目にしたことのある王道な駅弁がTOP5を占めていましたね！旅の道中から気分を盛り上げてくれる駅弁は、お腹も心も満たしてくれる大切な旅アイテム。ぜひ、鉄道旅の際は駅弁を選ぶことから旅をスタートさせてくださいね！