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第19回AAMT長尾賞授賞式でLLM勉強会(LLM-jp)の活動に表彰状

機械翻訳システムの実用化の促進や、実用化のための研究開発に貢献した個人およびグループを表彰する、今年のAAMT長尾賞を、国立情報学研究所が主宰する「LLM勉強会(LLM-jp)」が受賞し、6月20日、東京都港区で表彰式が行われました。

AAMT長尾賞は、手書き文字の認識方法など、パターン認識分野や、自然言語処理、および画像処理で、多くの業績を残した故・長尾 真 京都大学元総長が、2005年に受賞した日本国際賞の賞金の一部をアジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)に寄付し、これを受けて設立された賞で、今回が19回目の表彰です。

今年は、LLM-jpの活動が「LLM構築時のデータ・技術資料の公開のみならず、モデル・ツールを無償で公開し、日本国内における大規模言語モデル研究開発は加速度的な進化を遂げ、今後の機械翻訳の研究開発・普及にも大きく影響を与える多大な貢献である」と評価され、受賞しました。

表彰式では、AAMTの隅田 英一郎 前会長から、LLM-jpを代表し国立情報学研究所の黒橋 禎雄所長に、賞状と記念の盾が贈られました。

続いて、受賞者の講演が行われ、この中で黒橋所長は、これまでLLM勉強会の活動に関わってきた多くの研究者に謝意を示した上で、今後の開発について、「LLMの開発は、人類にとっての大きな課題だと思うので、今後も多くの研究者と協力しながら、プロジェクトを進めていきたい」と抱負を述べました。

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