給油所(ガソリンスタンド)が減っている。中でも、電車などの公共交通が発達している東京都は、全国的にも減少が目立つ。経済産業省の調査によると、都内の給油所数は2023年3月末時点で912カ所と、20年前の2114カ所の半数以下まで減少した。
◆人口減少と燃費向上で需要が減少
人口減少や自動車の燃費向上を背景に、国内のガソリン需要は2000年代をピークに減少。原油価格の急上昇や電気自動車(EV)など次世代自動車の増加なども追い打ちをかける。給油所は競争が激化し、多くが薄利多売の厳しい経営を迫られている。
効率的に運営できるセルフ方式の給油所は増えている。一方、ガソリンをためる給油所の地下タンクの耐用年数がおおむね40年であることから、地下タンクの改修を前に廃業するケ...
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