GNOME projectは、統合デスクトップ環境「GNOME」のロードマップを発表した。
発表されたロードマップは、ユーザー環境と開発ライブラリについてのもので、「GNOME Office」についての計画は含まれていない。また、今後、変更もありうるという。
「GNOME Office」は、GNOME projectの開発するオフィススィートソフトウェア。
具体的なロードマップは、
- 2月現在: 4月にリリースされるコードは、すでにフィーチャーフリーズされている
- 4月: 「gnome-core」をアップデート。初期設定の変更や、より使いやすくなった「panel」、新しい「applet」などを含む大幅な機能追加
- 5、6月: 夏のリリースがコードフリーズ
- 晩夏: 「Nautilus」ファイルマネージャーや、新しい開発用ライブラリの追加。年末リリースのコードフリーズ
- 年末: ほとんどの「GNOME 2.0」開発用ライブラリをリリース。おそらくユーザー環境もリリースされる
のようになっている。これらのリリースのどれかに「GNOME」デフォルトウィンドウマネージャーが含まれるかもしれないという。
この結果、年末には「GNOME」1.0と2.0が併存可能なランタイム環境が提供され、同じマシン上で1.0と2.0のアプリケーションの開発が可能になるという。
「Nautilus」は、米Appleの元在籍者などが設立した米Eazelの開発するファイルマネージャー。
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