dynabook TV の「TV」は型番か機能か
東芝では、実用的な機能重視のdynabookブランドのノートパソコンと、ビジュアル表現を強化したQosmioシリーズを展開している。最近のラインナップでは、地上デジタル放送チューナーによるテレビ機能を備えた製品は、後者のQosmio G50、F50といった高付加価値を重視したモデルに集約されていた。
今回評価する「dynabook TV TV/68J2」は、その“TV”との名称からテレビ機能に特化したマシンとも思ったのだが、そうではないようだ。スタンダードノートという位置付けにありながら、(内部USB接続の)地デジチューナーを内蔵するという少々異色の存在となっている。
外観は、同社おなじみのカラーとなった「プレシャスブラック」。液晶ディスプレー天板やパームレスト部が光沢のある黒色となっており、上質さを感じさせるものだ。ディスプレーサイズは16型ワイドの1366×768ドット(WXGA)となっており、ノングレアタイプのパネルを搭載するスタンダードノートの「dynabook AX」や、ハイスタンダードノートとされる「dynabook TX」と似たような雰囲気がある。
TXやAXのブラックカラーモデルと見た目で異なるのは、キーボートとステレオスピーカーであろう。dynabook TVでは、Qosmioシリーズの上位機が採用するテンキー付きキーボードを採用。本体部分のベゼルが狭くなっている。
またスピーカーは、AXやTXの金属コーン円形タイプからフルレンジの楕円タイプに変更し、音質が若干向上している。harman/kardonロゴを冠するスピーカーであることに変わりはなく、ノートパソコンとしてはそこそこの良質な再生音である(G50の底面サブウーファーは省略されている)。
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