国土交通省は、建築プロジェクトへのBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)導入やライフサイクルアセスメント(LCA)の実施を一体的に支援する「建築GX・DX推進事業」を創設した。 BIMモデルの作製やLCA算定に必要な費用を支援し、民間事業者への普及を加速させる。建築プロジェクトの代表を務める事業者の登録受け付けを25年2月18日に開始した。交付申請は同年2月27日から受け付ける。 建築GX・DX推進事業には「BIM活用型」と「LCA実施型」の2種類がある。一定の要件を満たす建築プロジェクトで、複数の事業者が連携してBIMモデルの作製などを行う場合や建築物のLCA算定を行う場合に、余分に掛かった費用の一部を補助する。 国交省は事業費として24年度補正予算に5億円、25年度当初予算案に65億円を計上している。申請窓口などは、建築GX・DX推進事業実施支援室(東京・江東)が担う。
