このところあまり話題にならなくなったセカンドライフや仮想空間について自分なりにちょっと振り返ることにした。私自身はセカンドライフは数日間で飽きてしまってそれ以来使っていないしこの分野は専門外ではあるが、ここらで頭の整理をしておこうと思う。セカンドライフが私のいる業界にもたらせてくれた功績や私個人に気づかせてくれたことを一度まとめてみる。 1.「仮想世界」というコンセプト(キーワード)の認知度向上 セカンドライフの功績としてはこれが一番大きかった。仮想世界という言葉は、この1年で大手新聞に特に解説無く普通に載るようになったし、TVや雑誌などで専門に取り上げるものも出てきた。何にしてもネットワークでのコミュニケーションであるとかリアルでない人間関係について世間の注目を振り向かせると、またいろんな新しいことが起きるんだと言うことは新鮮だった。 2.従来のネットユーザとは異なる層へバーチャル空間の
