中国GDP、日本抜き世界第2位へ=世界の工場、巨大市場も魅力 中国GDP、日本抜き世界第2位へ=世界の工場、巨大市場も魅力 【北京時事】40年近く世界第2の経済大国の地位を保ってきた日本が、2010年にもその座を中国に譲る。戦後、奇跡的な経済成長で、欧州先進各国の国内総生産(GDP)を追い越してきた日本だが、初めて抜かれる立場になる。 中国の経済発展が加速したきかっけは、1978年に始まった改革開放だ。海外から資本や技術を導入し、経済水準と国民生活を向上させようという狙いは見事に当たり、その後30年間は年平均9.8%と脅威的なペースで成長。2000年に4倍近い差があった日本のGDPをわずか10年で飛び越える。 中国は今や「世界の工場」。00年に1億2850万トンだった粗鋼生産量は、08年に5億トンまで増加。09年上半期のモノの輸出は5217億ドル(約46兆円)と、ドイツを抜き世界首位に