印刷 関連トピックス原子力発電所東京電力 東京電力は24日、福島第一原発事故で避難した住民向けの損害賠償の請求書について、記入項目を半分にして使いやすくしたと発表した。「書類が厚くて、わかりづらい」という批判にこたえた。12月2日に被害者に発送する。 9月に3〜8月分の賠償請求の受けつけを始めたときの請求書類は約60ページあったが、これを半分の34ページにした。記入欄も2115項目から1005項目に減らし、請求内容に応じて使う書類を色分けする工夫をした。 被害世帯6万のうち、3〜8月分を請求したのは2万世帯にとどまる。請求していない世帯は、新しい書類を使って3〜11月分を一括して請求できる。 また、避難住民の精神的損害に対する賠償額も見直した。「8月末まで1人当たり月10万〜12万円、9月以降は5万円」としていたが、来年2月末までは月10万〜12万円とする。 避難区域に事業所があ