静岡県浜松市に本社を置く自動車メーカー・スズキの鈴木修 相談役が悪性リンパ腫のため12月25日に亡くなったことがわかりました。94歳でした。 関係者によると鈴木相談役は今秋、インフルエンザに罹患して以降、体調が思わしくなかったということです。 鈴木相談役は1930年岐阜県生まれで、中央大学法学部を卒業後、銀行勤務を経て1958年に鈴木自動車工業(現スズキ)に入社。 現場主義を貫き自動車の排ガス規制で窮地に陥ったスズキを建て直したほか、軽自動車の「アルト」をヒットさせて世界進出を果たし、特にインドでは他を圧倒するシェアを獲得するなどスズキを世界的な企業に育てました。 2021年に会長を退いて以降は相談役に就いていて、スズキによると後日、お別れの会を開くということです。
