厚生労働省によりますと、去年1年間に生まれた子どもの数は、外国人なども含めた速報値で72万988人となり、前の年より3万7643人、率にして5%減少しました。 出生数が減少するのは9年連続で、1899年に統計を取り始めて以降、最も少なくなりました。出生数はすべての都道府県で減少しています。 国立社会保障・人口問題研究所がおととし公表した将来予測では、外国人などを含めた出生数が73万人を下回るのは2039年と推計していて、想定より15年早く少子化が進行しています。 日本人だけの確定値はまだ公表されていませんが、初めて70万人を下回る可能性が高くなっています。 日本人の出生数は、戦後の第1次ベビーブーム期(1947年~49年)に大きく増え、1949年には最多の269万人余りに上りました。 また、第2次ベビーブーム期(1971年~74年)の1973年にも209万人余りの子どもが生まれました。 し
