中国は衛星を使った独自のインターネット通信網の構築を目指し、通信網に使われる衛星を打ち上げました。アメリカの宇宙開発企業「スペースX」が提供する衛星通信網「スターリンク」に対抗するねらいがあるとみられます。 国営の中国中央テレビは6日、内陸部・山西省の太原衛星発射センターから中国の国有企業が開発した18基の衛星が打ち上げられたと伝えました。 これらの衛星は、地球周辺の低軌道の宇宙空間で運用され、独自に構築するインターネット通信網に使われるということです。 計画は「千帆星座」と名付けられ、2030年末までに1万基を超える衛星を打ち上げ、地球全体をカバーするということです。 衛星を使ったインターネット通信網をめぐっては、アメリカの宇宙開発企業「スペースX」が提供する「スターリンク」が先行していて中国としてはこれに対抗するねらいがあるとみられます。 「スターリンク」はロシアによる軍事侵攻以降、ウ
