結婚や出産を機に、自身の名前ではなく「〇〇の奥さん」や「〇〇ママ」などと呼ばれるようになり、モヤモヤしたことはありませんか。 今回お話を伺った古舘理沙さんも、人気講談師・神田伯山さんとの結婚後、同じ悩みを抱えたことがあるそう。「“呼ばれ方”によるモヤモヤとどう向き合ってきたか」お話を伺います。 「個人」の努力や歩みを認識してもらえない憤り 「周囲からの呼ばれ方にモヤモヤする」と過去のインタビューで語られていましたが、結婚前後でどのような変化があったのでしょう。 古舘理沙さん(以下、古舘):私は20代で古典芸能に惚れ込み、当時勤めていた会社を辞めて起業し、寄席演芸のプロデュースを生業としてきました。 しかし、伯山との結婚を機に、仕事の現場で「神田伯山さんの奥さん」と呼ばれることが増えて。結婚する前までは「自分の名前」で呼ばれることが当たり前でしたが、結婚した途端、同じ業界で同じように仕事をし
