<アメリカで販売されている日本産短粒米の価格は、日本のように高騰していない> 昨年の晩夏から、日本では急速にコメ不足が問題になってきています。その後、秋の収穫期を過ぎて不足は解消されましたが、依然として高値が続き、むしろ価格の上昇が止まりません。原因としては、 1、長年続いた減反政策を止めるタイミングが遅かった。 2、高齢化した農業従事者の大量廃業により耕作放棄が進んだ。 3、米作の大規模化、企業化などを実現する規制緩和が遅過ぎた。 という3つの問題による収穫量の低迷が主因だと考えられます。その上で、 4、食味の良いジャポニカ米(短粒米)の魅力が国際社会に「バレて」しまい、優良品が輸出に回るようになった 5、価格上昇のトレンドを読んだ投機筋による買い占めが起きている という問題が、さらに価格上昇を促していると見ていいでしょう。では、ここ数カ月の高騰は、輸出のせいなのかそれとも投機が原因なの
