毎年のお楽しみ、WWDC 2016のキーノートが終わりました。今回の発表で学んだことがあるとすれば、Appleは根本的に変わったということ。デベロッパーカンファレンスで語られた内容の中には、狂喜乱舞するような情報はほとんどありませんでした。例えば、新しいアプリはAndroidに移植できるとか、新しいハードウェアの登場をほのめかすとか、そういうのは全然なくって、ある意味期待はずれだと感じた人もたくさんいるでしょう。プレゼンテーションをするティムクックCEOは、少し正気じゃないような感じもしました。 でも明らかにAppleは開かれた感じがします。始まりはiOS 8でした。あのときサードパーティの開発者でもキーボードやウィジェットにアクセスできるようになり、そして今回のiOS 10では、Siriやメッセージといった主要なアプリケーションが開放されました。長い道のりをかけて、ついにAppleのすべ
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