ケニア・ツァボ(Tsavo)国立公園の水飲み場で砂浴びをするゾウの親子(2011年2月10日撮影)。(c)AFP/Tony KARUMBA 【2月15日 AFP】ケニア南部のツァボ(Tsavo)国立公園では近年密猟が増加し、深刻な干ばつに見舞われているにもかかわらず、ゾウの生息数は増加しているとする調査結果が、12日発表された。 ケニア野生生物庁(Kenya Wildlife Service)が同国立公園で実施したゾウの個体数調査の暫定結果によると、生息数は3年前の1万1696頭から1万2572頭へ増加した。3年間で約2%増加したことになるが、増加率は前回調査時の約4%から半減した。 増加が鈍っている原因について同庁は、深刻な干ばつと、象牙需要の高まりに伴う密猟の増加の可能性を挙げる。 デンマークの面積よりも大きいツァボ国立公園は、同国のゾウの3分の1が暮らす有数のゾウ生息地だ。それだけに
