本稿では Angularコンポーネント間でビュー領域を受け渡しする Content Projection という概念と、その実装パターンについてあらためて解説する。 Re-thinking about <ul>さて、Angularの話に入る前にまずはHTML標準の <ul> 要素について考えてみよう。 <ul> は言わずとしれた Unordered ListのためのHTML要素だが、われわれが常日頃 <ul> を使うときは次のようにHTMLを書く。 Angularの文脈において、開始タグと終了タグの間の<li> の位置にあるものは、 <ul> の Content と呼ばれる。そして、自身に与えられた Content を自身のビューの一部として投影することを Content Projection と呼ぶ。AngularJSの概念のなかでは transclusionとも呼ばれたが、今は Con
