日本が誇る建築家、安藤忠雄氏が手がけた木屋町にあるタイムズビル。コロナの影響もあり、現在はテナントが全て撤退し、空き家状態となっていることが地元でも話題に 2016年までレギュラー放送されていた『大改造!!劇的ビフォーアフター』(朝日テレビ系)を観たことがある人ならば、一度はそう考えたはず。自宅をリフォームするドキュメンタリーの中で「匠」と呼ばれる建築家が、今後のメンテナンスを考えない設備やモニュメントのようなものを備え付ける様子は放送のたびに話題になっていた。 だが、現代社会では家をリフォームしなくても日常の中で誰もが使い勝手を考えない建築家の身勝手に迷惑をかけられるものだ。最近、コロナ禍で商業施設のテナントが撤退する中で図らずも注目を集めてしまったのが、京都市の繁華街・木屋町にあるタイムズビルだ。 4月にフランスのレジオン・ドヌール勲章コマンドゥールを受賞したことも報じられた建築家・安
