さて、ハリルホジッチの話をしたい。 彼がどういうフットボールを志向し、何をしたいと言ったのか、そういう部分をこれから見ていこうと思う。 そして同時に、ハリルホジッチを語る際に同時に使われる「自分たちのサッカー」についても考えていかなければならない。 つまり、ザッケローニが何を言い、どういうことを目指したかということも探しに行かなければならない。 まずは、ザッケローニが選手たちに語ったものを見ていこう。 次に、ではハリルホジッチは何をしようとしたのか、というものを見ていこう。 ザッケローニ時代との違い、縦に速いサッカーと言われたハリルホジッチの、実際のやりたかったことは何か。 日本に合わなかったというのならば、ではなぜ日本に合わなかったのか。 そのことを考えるには、まずはハリルホジッチのサッカーを定義しなければならないだろう。 ●2-1 自分たちのサッカー #とは さて、時は遡り2002年、
