前回の記事 sharply.hatenablog.com 本稿ではRaft, Bitcoinの Proof of Work, Proof of Stakeそれぞれのアルゴリズムについて説明する。 分散合意プロトコル Raft 難解であったPaxosより簡単であることを標榜しているアルゴリズムで、そこまで多くないノード数で、密結合なネットワークにおける分散合意が想定されており、Paxosではあまり触れられなかったリーダー選出手法についてはこちらの説明のほうが腑に落ちやすいと思う。実際にetcdなどで実装されており、ログレプリケーションなどで用いられる。 ここでは明確にプロセスは状態機械として扱われる。各リソース上のそれぞれのプロセスは本質的に平等であり、プロセスはLeader, Follower, Candidateの3stateのどれかを持つ。Leaderは交代する場合があり、それをter
