システムと呼ばれるものは、さまざまな要素の関係が複雑で、要素とその関係が変動し、予測が難しく、とらえにくいものである。 システムと呼ばれるものに取り組む時に、自分が意識している5つの視点を簡単にまとめてみた。 ①文脈で考える ②全体と部分で考える ③関係で考える ④ネットワークで考える ⑤プロセスで考える まとめ ①文脈で考える システムを取り巻く環境や、そのシステムがおかれた状況が、そのシステムのさまざまな特徴を生み出しているという、という捉え方。この環境や状況が、システムが存在し持続する文脈となる。 システムと環境は相互に作用する関係にある。つまり、環境が変わればシステムが変化し、システムが変われば、環境になんらかの変化が生まれる。 システムが人工物の場合、取り巻く環境を構成する要素は、三つに分類できる。 その人工物を作る理由や目的 その人工物を作るために利用可能な資源 その人工物を作