ポー
ポー Pau | |
---|---|
| |
行政 | |
国 | フランス |
地域圏 (Région) | ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏 |
県 (département) | ピレネー=アトランティック県 |
郡 (arrondissement) | ポー郡 |
小郡 (canton) | 6 |
INSEEコード | 64445 |
郵便番号 | 64000 |
市長(任期) |
フランソワ・バイル (2020年 - 2026年) |
自治体間連合 (fr) | fr:Communauté d'agglomération de Pau-Pyrénées |
人口動態 | |
人口 |
78,506人 (2012年) |
人口密度 | 2,491人/km2 |
住民の呼称 | Palois, Paloise |
地理 | |
座標 | 北緯43度18分06秒 西経0度22分07秒 / 北緯43.301667度 西経0.368611度座標: 北緯43度18分06秒 西経0度22分07秒 / 北緯43.301667度 西経0.368611度 |
標高 |
平均:? m 最低:165 m 最高:245 m |
面積 | 市: 31.51km2 (3 151ha) |
公式サイト | pau.fr |
ポー (Pau) は、フランス南西部、ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏、ピレネー=アトランティック県の県庁所在地である。ピレネー山脈の渓流ポー川沿いに位置する。同県では最も人口が多く、また旧アキテーヌ地域圏では2番目に人口の多い都市だった。2012年の人口は78,506人。近隣都市を含めた人口は約18万人、ポー都市圏には約22万人が住む。
地名の由来
[編集]必ずしも明らかではないが、見張りのための砦が築かれたことから、オック語の「杭」を意味する語 pal にちなんで命名されたとされる。
歴史
[編集]1464年、ポーはベアルン地方の首都となった。フォワ伯ガストン3世がポー城を改築、のちフランシスコ1世らナバラ王家の人々の居城となった。16世紀にはマルグリット・ダングレームがこの城で暮らし、その娘のジャンヌ・ダルブレはこの城でのちにアンリ4世となる男児を出産、ベアルンの古式に則って、唇にニンニクを当て、ジュランソンワインを塗る洗礼を行なった。
初代ウェリントン公爵アーサー・ウェルズリーをはじめ、ポーはイギリス人に保養地として愛され、ヨーロッパ大陸初の本格的なゴルフコースやテニスコートも作られた。
産業
[編集]主な産業は天然ガスの採取、機械工業、食品加工業である。ポー大学の本部がある。
名産
[編集]古い都市であり、フォアグラ、鴨のコンフィ、カスレ(鵞鳥や豚などの肉とインゲン豆を煮たシチュー)、プール・オ・ポ(鶏肉のポトフ)、ガルビュール(ポタージュ・ガルビュールとも。キャベツや鵞鳥を主材料とするシチュー)などの名産品や名物料理でも知られる。
スポーツ
[編集]- ポーにはサッカークラブ・ラグビーやバスケットボールのチームなども存在しているが、市街地サーキットを使用したポー・グランプリが有名である。初開催は1901年と古く、定期的にレースが開催されるようになったのは1933年のことである。1964年から1984年まではフォーミュラ2、1985年から1998年まではフォーミュラ3000、1999年から2006年まではフォーミュラ3といったフォーミュラカーのレースが開催されていたが、2007年よりWTCCが開催されている。
- ツール・ド・フランスのピレネー山脈超えステージのスタート地点ないしゴール地点として、コースに組み入れることが多く、2015年時点ではパリ、ボルドーに次ぐ3番目の登場回数となっている。
人口統計
[編集]1962年 | 1968年 | 1975年 | 1982年 | 1990年 | 1999年 | 2006年 | 2012年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
59 937 | 74 005 | 83 498 | 83 790 | 82 157 | 78 732 | 83 903 | 78 506 |
出典:1999年までLdh/EHESS/Cassini[1]、2004年以降INSEE[2][3]
関係者
[編集]- 出身者
- アンドレ・クレージュ(ファッションデザイナー)
- 居住その他ゆかりある人物
姉妹都市
[編集]- ゲッティンゲン ドイツ
- 甲府市 日本
- サラゴサ スペイン
- 西安市 中華人民共和国
- スウォンジ ウェールズ
- セトゥバル ポルトガル
- ダロア コートジボワール
- ピストイア イタリア
- モービル アメリカ合衆国
脚注
[編集]- ^ “NOTICE COMMUNALE "Pau"” (仏語). Des villages Cassini aux communes d'aujourd'hui
- ^ “Bases de données - Données locales” (仏語). INSEE
- ^ “Institut national de la statistique et des études économiques _ Accueil” (仏語). INSEE