Intel A100
生産時期 | 2007年4月から |
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生産者 | インテル |
プロセスルール | 90nm |
アーキテクチャ | x86 |
マイクロアーキテクチャ | Pentium M |
命令セット | IA-32 |
コア数 |
1 (スレッド数:1) |
コードネーム | Stealey |
次世代プロセッサ | Intel Atom |
Intel A100(インテル エー100)は、インテルのLPIAカテゴリのIA-32マイクロプロセッサ。IntelのCPUとしては例外的にブランドを持たず、形式番号のみで呼称されている。そのため、シリーズを表す場合はトップナンバーのA100が用いられる。コードネームは Stealey(スティーリィ)。LPIAカテゴリの後続のプロセッサはAtomブランド(シリーズ)である。
概要
[編集]Intelの資料によれば、A100/A110はモバイル・マイクロアーキテクチャのPentium Mをベースとして、超低電圧で駆動することで3WのTDP枠に収めている[1]。しかし当時Intelは既に同じようなスペックの製品としてULV版のCeleron M(コードネーム「Dothan ULV」、90nmプロセス)を提供しており、実際には既存のDothan ULVの派生品としてパッケージを変更し、低クロック・低消費電力化したものとも指摘されている[2]。ただしDothan-512Kの対応チップセットはi915ファミリであるのに対し、A100/A110はより新しいi945ファミリに対応したものである。
インテルでは、A100/A110と945GU ExpressチップセットそしてICH7U (I/O Controller Hub) を組み合わせたものをIntel Ultra Mobile Platform 2007(コードネーム: McCaslin)と称し、MID (Mobile Internet Device) とUMPC (Ultra Mobile PC) に適した製品群であると位置づけている[3]。
後継製品としてマイクロアーキテクチャから新規に開発されたIntel Atomが発表された[4]。
製品
[編集]型番 | CPU | TDP (W) |
FSB (MHz) | ||
---|---|---|---|---|---|
コア数 (スレッド数) |
クロック (GHz) |
L2キャッシュ (MB) | |||
A110 | 1 (1) | 0.8 | 0.5 | 3 | 400 |
A100 | 0.6 |
脚注
[編集]- ^ インテル (2008年1月19日). “Intel Processor A100 and A110 on 90 nm Process with 512-KB L2 Cache Datasheet” (PDF) (英語). 2008年4月5日閲覧。
- ^ “後藤弘茂のWeekly海外ニュース もう1つの超低消費電力CPU「Silverthorne」”. Impress Watch (2007年4月25日). 2015年9月11日閲覧。
- ^ インテル (2007年4月). “Intel Ultra Mobile Platform 2007” (英語). 2008年4月5日閲覧。
- ^ “Intel,MID/UMPC向けプラットフォーム「Centrino Atom」を正式発表”. 2025年1月1日閲覧。