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Keynote

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Keynote
開発元 Apple
初版 2003年1月7日 (21年前) (2003-01-07)
最新版
14.3 / 2024年12月12日 (34時間前) (2024-12-12)
対応OS macOS Sonoma 14.0以降
iPadOS 17.0以降/iOS 17.0以降/watchOS 10.0以降/visionOS 2.0以降
プラットフォーム Macintosh
iPad、iPhone、Apple Watch、Apple Vision Pro
種別 プレゼンテーションソフトウェア
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト Keynote
テンプレートを表示
Keynote for iCloud
開発元 Apple
最新版
Keynote for iCloud September 2024リリース / 2024年9月17日
対応OS iOSiPadOSmacOSSafari 9.1以降、Windows 11ウェブブラウザ Google Chrome 100以降、Firefox 92 以降、Microsoft Edge 100以降
tvOS 17watchOS 10[1]
種別 プレゼンテーションソフトウェア
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト Keynote for iCloud へようこそ
テンプレートを表示

Keynote(キーノート)は、Appleが開発している、macOS/iOS/iPadOS/vision OS用のプレゼンテーションソフトウェアである。PagesNumbersとともにiWorkスイートを構成する。

概要

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スティーブ・ジョブズが基調講演で利用していたNEXTSTEP用プレゼンテーション用ソフトである「CONCURRENCE[2](のちに発売された日本語版はLightShowに改名[3])」(NeXT社および米ライトハウスデザイン社 (en:Lighthouse Design)が開発)を参考に開発、商品化された。macOS/iOS/iPadOSの描画機能(Core Graphics/Core Animation)を利用し、画像や視覚効果を盛り込んだプレゼンテーションを作成することができる。PowerPointファイルの読み書きができるほか、PDFHTMLQuickTimeムービーへの書き出しが可能。

2011年7月まではPagesやNumbersと共に、「iWork」という商品名でDVD-ROMがパッケージ販売されていたが、2011年8月以降はMac App Store及びApp Storeで単体としてダウンロード販売されている。 また、2013年10月22日以降のMacおよびiOS機器の新規購入者に対しては無償で提供されている。

2020年3月31日に機能強化とともに、macOS, iOS/iPadOS向けでバージョンが10.0へ統一された。

Keynote for iCloud

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2015年10月に正式にリリースされた、iCloud上で、Windows 10などを含めたOSからWebブラウザを通して、利用できるサービスである[4]

対応言語

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日本語アラビア語イタリア語インドネシア語ウクライナ語オランダ語カタロニア語ギリシャ語クロアチア語スウェーデン語スペイン語スロバキア語タイ語チェコ語デンマーク語トルコ語ドイツ語ノルウェー語ニーノシュクハンガリー語フィンランド語フランス語ヘブライ語ベトナム語ポルトガル語ポーランド語マレー語ルーマニア語ロシア語簡体字中国語繁体字英語韓国語

歴史

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  • 2003年1月7日 - Macworld Conference&Expo / San Francisco 2003基調講演にて、「Keynote 1.0」が発表され、$99(¥12,800)にて同日より発売される[5]
  • 2005年1月 - 「Keynote 2.0」の販売開始。「Pages」とともに、「iWork」('05) としてセット販売される。
  • 2006年1月10日 - 「iWork '06」の一部として、「Keynote 3.0」の販売開始。「テーブル計算」と「画像マスキング」の機能が追加された。
  • 2007年8月7日 - 「iWork '08」の一部として、「Keynote '08 (4.0)」の販売開始。「スマートビルド」や「インスタントアルファ」の追加などアニメーション機能が強化された。
  • 2009年1月6日 - 「iWork '09」の一部として、「Keynote '09 (5.0)」の販売開始。iWork.com (beta) に対応し、アニメーション機能が強化された。
  • 2010年4月3日 - iWork for iPadのラインナップの一つとして「Keynote (1.0)」の販売開始。
  • 2011年
    • 5月31日 - iPad版がユニバーサルアプリケーション化し、iPhoneiPod touchにも対応。
    • 7月20日 - Mac OS X Lionのリリースに合わせ、オートセーブやバージョン等Lionの新機能へ対応するKeynote 5.1の販売開始。新しいエフェクトとして、アンビル、フォールアパートが追加された。
  • 2012年
    • 7月24日 - Keynote 5.2リリース。OS X Mountain Lionの、iCloud、音声入力、Retina ディスプレイのサポート追加[6]
    • 12月4日 - Keynote 5.3リリース[7]
  • 2013年10月23日 - OS X MavericksとiOS 7のリリースに合わせ全面的な刷新により新機能へ対応、以降に販売されるMacintosh及びiPhone, iPadへの無償添付・無償アップグレードを発表し、以前のユーザへは、OS X向けKeynote 6.0(¥2,000)およびiOS向けKeynote 2.0(¥1,000)の販売を開始。
  • 2014年1月23日 - Keynote 6.1リリース。
  • 2015年1月8日 - Keynote 6.5.2リリース。
  • 2016年
    • 5月10日 - Keynote 6.6.2リリース。
    • 9月13日 - iOS 10のリリースに合わせ全面的な刷新により新機能へ対応、以降に販売されるiPhone、iPadへの無償添付・無償アップグレードを発表し、以前のユーザへは、iOS向けKeynote 3.0(¥1,200)の販売を開始。
      • リアルタイムで共同制作(ベータ版機能)
        • Mac、iPad、iPhone、およびiCloud.com上のKeynoteでほかのユーザと同時にプレゼンテーションを編集
        • プレゼンテーションを公開してまたは特定の人と共有
        • 同じプレゼンテーションで作業しているユーザを表示
        • 編集中の参加者のカーソルを表示
      • Keynote Liveでスライドショーを再生すると、閲覧者がそれぞれのMac、iPad、iPhone、およびiCloud.comから視聴可能
      • iPad Proでの再生中にApple Pencilでハイライト
      • 12.9インチiPad Proのディスプレイの利点を引き出す新しいフォーマットパネル
      • ダウンロードの改善 – 作業時にのみiCloudからプレゼンテーションをダウンロード
      • Keynote ’05のプレゼンテーションを開いて編集
      • Wide Gamutイメージをサポート
      • キーボード操作の強化とキーボードショートカットの追加
    • 9月20日 - macOS Sierraのリリースに合わせKeynote 7.0リリース。上記iOS向けKeynote 3.0同様の新機能へ対応。
  • 2017年
    • 3月27日 - macOS Sierra向けKeynote 7.1、iOS 10向けKeynote 3.1リリース[8]
    • 6月13日 - macOS Sierra向けKeynote 7.2、iOS 10向けKeynote 3.2リリース
    • 9月19日
      • macOS Sierra向けKeynote 7.3リリース
      • iOS 11向けKeynote 3.3リリース
        • 書類マネージャのデザイン変更により、iCloud Drive等に保存されたファイルへのアクセス改善
        • iPadで、Keynoteとその他のAppとの間でテキストや画像などをドラッグ&ドロップ対応
        • iPadで、Slide Over、Split View、新しいDockで、作業効率的改善
        • ファイルAppでの迅速な書類アクセス
        • “結合”、“交差”、“減算”、“除外”コマンドを使用して、新しい図形を作成可能に
        • “配置”、“均等に配置”、“垂直方向に反転”、“水平方向に反転”コマンドでのすばやい並べ替え
        • 図形ライブラリからの複雑な図形向けに“分割”コマンドがサポート
        • パフォーマンスおよび安定性が向上
  • 2018年
    • 3月27日
      • macOS Sierra向けKeynote 8.0リリース
      • Keynote for iCloud March 2018リリース[4]
      • iOS 11向けKeynote 4.0リリース
        • Boxに保存したファイルでリアルタイム共同制作が可能に
        • ドーナツグラフ
        • iOS版で、スライドのサイズや縦横比を変更機能追加
        • iPadでApple Pencilに対応
    • 6月15日
      • Keynote 8.1, iOS向けKeynote 4.1
        • LaTexMathML形式のサポート
        • Microsoft PowerPointとの互換性の強化
        • 図形の追加と強化
        • アラビア語とヘブライ語のサポート強化
      • Keynote for iCloud June 2018リリース[4]
        • 発表者ノート追加に対応
    • 9月17日
      • Keynote 8.2
        • macOS Mojave、ダークモード対応
        • オーディオの編集対応
        • 連係カメラのサポート
      • iOS向けKeynote 4.2
        • iOS 12対応
        • Siriショートカットのサポート
    • 11月7日
      • Keynote 8.3, iOS向けKeynote 4.3
      • Keynote for iCloud November 2018リリース[4]
  • 2019年
    • 3月29日
      • macOS High Sierra向けKeynote 9.0, iOS向けKeynote 5.0
        • 日本語、中国語、韓国語で、シェイプやテキストボックス内での縦書き入力に対応
        • 1つ以上のスライドを書き出し、アニメーションGIFを作成・共有
        • iCloudを使い、カスタムシェイプとテーマを全てのデバイスに自動同期
        • カスタムで幅広の縦横比を使用したスライドが、スライドナビゲータ、ライトテーブル、発表者ディスプレイで、表示向上
        • プレゼンテーションでの共同制作中のパフォーマンス向上
        • グループ化されたオブジェクトが共同制作中に編集可能になる
      • Keynote for iCloud March 2019リリース[4]
    • 4月3日
      • macOS High Sierra向けKeynote 9.0.1リリース
        • 安定性およびパフォーマンスの向上
    • 6月25日
      • macOS High Sierra向けKeynote 9.1, iOS向けKeynote 5.1リリース
      • Keynote for iCloud June 2019リリース[4]
    • 9月30日
      • macOS Mojave向けKeynote 9.2, iOS向けKeynote 5.2リリース
        • HEVC対応
        • アクセシビリティ対応向上
        • 新しいメニューコマンド
        • iPadOSの複数スペースやSplitView対応
    • 11月14日
      • macOS Mojave向けKeynote 9.2.1, iOS向けKeynote 5.2.1リリース
        • 安定性およびパフォーマンスの向上
  • 2020年
    • 3月31日
      • macOS Mojave, iOS/iPadOS向けKeynote 10.0リリース
        • macOS Catalina 10.15.4及び iOS/iPadOS 13.4では、iCloud Driveでの共同作業を自動開始
        • 共有プレゼンテーションをオフラインで編集した場合、オンラインになると編集内容が自動でアップロードされる
        • テーマセレクタの刷新
        • コメント対応などPDF出力の強化
        • 編集可能な新しい図形の追加
      • Keynote for iCloud March 2020リリース[4]
    • 7月9日
      • macOS Mojave, iOS/iPadOS向けKeynote 10.1リリース
      • Keynote for iCloud July 2020リリース[4]
    • 9月22日
      • macOS Catalina, iOS/iPadOS 13.1向けKeynote 10.2リリース
        • 幅広いフォーマットとフレームレートでのムービーの書き出しに対応
      • Keynote for iCloud September 2020リリース[4]
    • 11月12日
      • macOS Catalina, iOS/iPadOS 13.1向けKeynote 10.3.5リリース
        • macOS Big Surに対応
        • 安定性およびパフォーマンスの向上
    • 12月1日
      • macOS Catalina, iOS/iPadOS 13.1向けKeynote 10.3.8リリース
        • 安定性およびパフォーマンスの向上
  • 2021年
    • 1月14日
      • macOS Catalina, iOS/iPadOS 13.1向け向けKeynote 10.3.9リリース
        • 安定性およびパフォーマンスの向上
    • 3月23日
      • macOS Catalina, iOS/iPadOS 13.1向けKeynote 11.0リリース
        • プレゼンテーション中に、発表者ノート、現在のスライド、および次のスライドを別ウインドウで表示
        • “ビルドの順番”ウインドウにサムネール追加、複雑なシーケンスを編集しやすく
        • メディアブラウザで、検索オプション強化、“最近の項目”、“ポートレート”、“Live Photos”など、新しいコンテンツカテゴリ追加
        • 表のセル、テキストオブジェクト、および図形に電話番号のリンクを追加
    • 3月29日
      • macOS Catalina向けKeynote 11.0.1リリース
        • 安定性およびパフォーマンスの向上
    • 6月1日
      • macOS Catalina, iOS/iPadOS 13.1向けKeynote 11.1リリース
        • 安定性およびパフォーマンスの向上
        • “スクールワーク” AppでKeynoteにアクティビティを割り当てると、単語数や費やされた時間などの生徒の進捗状況を表示する
    • 9月28日
      • macOS Big Sur, iOS/iPadOS 14.0以降(watchOS 2.0以降)向けKeynote 11.2リリース
        • ライブビデオ機能の追加、macOSでは複数カメラによるマルチアングルのビデオ表示にも対応
        • 複数発表者コントロールの強化
        • 共有プレゼンテーション機能の強化
        • ワンクリックで翻訳・翻訳追加
      • Keynote for iCloud September 2021リリース[4]
  • 2022年
    • 4月7日
      • macOS Big Sur, iOS/iPadOS 14.0以降向けKeynote 12.0リリース
        • macOS Montereyのショートカットに対応
        • スライドの最大400%ズームまでの拡大対応
        • フォントサイズの小数点以下2桁までより正確な調整対応
    • 6月21日
      • macOS Big Sur, iOS/iPadOS 14.0以降向けKeynote 12.1リリース
        • ダイナミック背景機能追加
    • 10月25日
      • macOS Monterey, iOS/iPadOS 15.0以降向けKeynote 12.2リリース
        • アクティビティ表示で、共同制作プレゼンテーションの最近の変更を表示、通知
        • macOS VenturaiOS/iPadOS 16以降
          • メッセージでプレゼンテーションを共有、共同制作プレゼンテーションからメッセージやFaceTimeができる
          • イメージの背景を自動的に削除して被写体を分離できる
        • ライブビデオの背景の削除・置き換えができる
      • Keynote for iCloud October 2022リリース[4]
  • 2023年
    • 3月30日
      • macOS Monterey 12.3, iOS/iPadOS 15.4以降向けKeynote 13.0リリース
        • 共有・共同制作プレゼンテーション機能の強化と修正
      • Keynote for iCloud March 2023リリース[4]
    • 6月13日
      • macOS Monterey 12.3, iOS/iPadOS 15.4以降向けKeynote 13.1リリース
        • SVG対応
        • 棒・面グラフに集計サマリーラベル表示
      • Keynote for iCloud June 2023リリース[4]
    • 9月21日
      • macOS Ventura 13.0, iOS/iPadOS 16.0以降向けKeynote 13.2リリース
        • USDZファイル対応
  • 2024年
    • 4月2日
      • macOS Ventura 13.0, iOS 16.0/iPadOS 16.0/watchOS 2.0/visionOS 1.0以降向けKeynote 14.0リリース
        • ダイナミックカラー、ミニマリストライト、ミニマリストダークの新しいテーマ
        • ほかの人が初めて共同作業プレゼンテーションに参加したときに通知
        • iPhone, iPadで撮影したHEIC写真追加時にファイル形式と最高品質を維持
        • Commandキーを押したままにして、離れている単語、文、段落を選択
        • Microsoft PowerPointファイルを読み/書き出しでスライドトランジション互換性改善
        • 安定性の向上、パフォーマンスの改善
      • Keynote for iCloud April 2024リリース[4]
    • 6月10日
      • Keynote 14.1リリース
        • 英語で入力中の単語や語句を補完する予測候補のインライン表示
        • 複数ディスプレイでプレゼンテーションをリハーサル時に、発表者ディスプレイの表示場所を制御できる
        • バグ修正、パフォーマンスの改善
    • 9月17日
      • macOS Sonoma 14.0, iOS 17.0/iPadOS 17.0/watchOS 10.0/visionOS 2.0以降向けKeynote 14.2リリース
        • HDR対応ディスプレイで、HDR画像とHDRムービーを表示(macOS Sequoia、iOS 18、iPadOS 18が必要)
        • macOS Sequoiaで、FaceTimeでスライドショーを再生すると、プレゼンテーションウインドウの共有を自動的に開始
        • Apple Pencil Proのスクイーズで、ツール、線の太さ、色を素早く切り替える
        • iOS 18、iPadOS 18では、書類ブラウザで、プレゼンテーションの作成や最近のものを見つけることが容易になる
        • バグ修正、パフォーマンスの改善
      • Keynote for iCloud September 2024リリース[4]
    • 12月12日
      • Keynote 14.3リリース
        • Apple Intelligenceが必須(macOS Sequoia 18.2, iOS 18.2, iPad OS 18.2が必要)の新機能追加
          • 作文ツールで、プレゼンテーション内の文章を校正、書き直し、要約、および作成
          • Image Playgroundで、プレゼンテーション内にオリジナルの画像を作成
          • SiriでChatGPTを使用し、プレゼンテーション内容に関する質問に答えてもらう

脚注

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関連項目

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外部リンク

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