COMPASSは2月26日、同社が提供する学習eポータル+AI型教材の「キュビナ」と日本文教出版のデジタル教科書を連携させ、2026年度より実証を開始すると発表した。デジタル教科書とAI型教材の連携による学習効果の検証、メタデータの在り方の検討などを進め、子どもたちを中心としたシームレスなデジタル学習基盤の実現を目指す。
今回の連携では、キュビナのAI型教材と日本文教出版のデジタル教科書を相互接続し、実証を行う。デジタル教科書と、教科書準拠の問題を搭載したキュビナをシームレスに連携させ、教科書とドリルを行き来しながら、個別最適化された学習を実現させる。その後、実際の自治体・学校において、連携による学習効果を検証し、今後の連携を見据え、汎用(はんよう)的なメタデータの在り方を検討していくとしている。
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COMPASSの取り組み概要
「GIGAスクール構想」による1人1台の端末環境の整備が進み、教育現場では多様なデジタルサービスが導入されている。COMPASSは、教育データの活用が次のテーマとして注目される中、子どもたちの「個別最適な学び」の実現を目指し、サービス間の連携に積極的に取り組んできた。特に、学校教育における主たる教科書と教材の連携は不可欠と考え、主要教科書に準拠した問題をキュビナのAIが一人一人の習熟度に合わせて出題する「キュビナ 教科書×AIコンテンツ」のリリースを通じて個別最適な学びを進めてきた。