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ブログを読んでいる人にはあまり関係のない話かもしれませんが、先週くらいからぼくの周りで「ネイティブ広告」または「ネイティブアド」と呼ばれる広告が熱くなっていました。「ネイティブ広告ハンドブック2017」が公開されたことで議論が起こったのですが、ネイティブ広告について理解を深めることは非常に意義のあることだと思います。
ただ、議論を眺めていても「記事広告と何が違うんだろう?」とか「結局は広告枠の話なのかな?」とか、具体的にネイティブ広告がどんなものか、ぼくの理解は深まりませんでした。誰か簡単に解説してくれないかな‥‥なんて横着なことを考えていたら @raf00 のお兄さんが簡潔に解説してくれました!
せっかくなので、ツイートして下さった内容をネタフルの記事としてまとめておきたいと思います。「ネイティブ広告とは何なのだろう?」と疑問に思っている人は、ぜひご一読ください。その上で「ネイティブ広告ハンドブック2017」も読むと、さらに理解が深まるのではないかと思います。
これぞネイティヴ広告!というのはどこで見たら良いのでしょうか。
— コグレマサト/(^o^)\ (@kogure) 2016年11月14日
@kogure 「これぞネイティブ!いかにもネイティブ!」な自然でさりげない事例だと、Roomieのこんな記事とか https://t.co/gtrnVW3QqF 。通常の記事にかなり溶け込んでいます。
— しの(地獄) (@raf00) 2016年11月14日
@kogure 記事自体もさりげないのですが、トップページの一覧できちんと赤字で「Sponsored」表記がされながらも他記事との違和感がないという点において、(効果の程はともかくとして、目指すべき要件としては)ネイティブ広告の模範といってもいいものであると感じます。
— しの(地獄) (@raf00) 2016年11月14日
@raf00 拝見しました!これって、いわゆる記事広告との違いは、デザインとして溶け込んでいる、というものなのでしょうか?
— コグレマサト/(^o^)\ (@kogure) 2016年11月15日
@kogure 「違い」というよりレイヤーの話で。「メディアに溶け込ませる」ネイティブ広告という概念があり、その中の手法としてメディア側が作成する記事広告と、枠だけ使って広告主コンテンツに誘導するインフィード広告などが存在する、という理解が最も簡単に理解いただけるかと。
— しの(地獄) (@raf00) 2016年11月15日
@raf00 なるほど。ずっと手法としてはあったけれど、改めてネイティブ広告と呼ぶことにした、という感じなのでしょうかね。
— コグレマサト/(^o^)\ (@kogure) 2016年11月15日
@kogure ネイティブ広告の概念において、「記事広告」に関してもその手法のあり方のアップデートを要する……というのがネイティブ広告を広める人たちの見解。な の だ け ど、その辺手法の方が進化が早くてわかりにくいところあります。
— しの(地獄) (@raf00) 2016年11月15日
@raf00 手法の進化がはやい‥‥と言うのは分かる気がしますね‥‥上のレイヤーでいろいろ定義付けされていくのは、確かに現場で書いていると見えにくく、知っておくべきという話も分かるけれど、知ったときにはまた変わっている、と‥‥
— コグレマサト/(^o^)\ (@kogure) 2016年11月15日
@kogure ・読者に信頼されているメディアである ・企業目線ではなく編集部目線での記事である ・編集記事と同じフォーマットでの記事である ・記事が読み手にとって面白い が基本定義であるので、通底はするかと思いますが、その見せ方は多様になるでしょうねー。
— しの(地獄) (@raf00) 2016年11月15日
やっとネイティブ広告が分かった‥‥気がする‥‥要は「名前をつけてみた」という話なのかな。
— コグレマサト/(^o^)\ (@kogure) 2016年11月15日
@kogure 要するにそういうことで、広告主・広告販売者にとって意識改革が必要ですよという話です。ライター側からすりゃ「今までやってたこと、今仕事をする上で気をつけなきゃならないこと」そのものだったりするし、むしろ圧倒的に「肌でわかってる」話でもあります。
— しの(地獄) (@raf00) 2016年11月15日
ライターさんが「俺たちはやることは変わっていないのに上位レイヤーが変わった」的なことを言っていたのですが、新しい概念としてネイティブ広告と定義した、と。
— コグレマサト/(^o^)\ (@kogure) 2016年11月15日
これまでにも広告だけれど自然に記事に溶け込むような、読んで面白いような記事をつくるという努力をしてきたライターたちがいて、その先頭を走っているのがヨッピー氏のような人たちなのでしょう。
広告を売る側から、それを改めて定義した、名前をつけてみたのが「ネイティブ広告」ということと理解しました。もちろん、記事広告は「ネイティブ広告」の一部であるわけなので、しのさんがおっしゃるようにインフィード広告のようなものもあったり、まさに見せ方は多様になるのだと思いますし、その部分の進化が早い領域でもあるのだと思います。
ネイティブ広告が広まり、業界が潤い、さらにいえば書き手が潤うと良いですね。